――それぞれご自身が演じるキャラクターの映画ならではの魅力や、注目するポイントを教えてください。
小原:今回は、ユーマがキーパーソンになるんですが、ララは他者との接し方に不器用な部分があって、最初はそのユーマとうまくコミュニケーションが取れずに、けんかになってしまうシーンがあるんです。
でも、ララ自身にももちろん仲良くなりたいという気持ちはあるんですが、なかなかうまくいかないという葛藤があって。いろいろな感情が芽生えて悩むララというのは、私自身、思い入れを持って演じることができて、印象深いシーンでした。
上坂: ユニは、怪盗ブルーキャットという別の顔を持っていて、他の4人と比べるとちょっとクールなキャラクターなんです。
今作には、星空刑事メリー・アンというブルーキャットを狙うキャラクターが登場するのですが、メリー・アンとブルーキャットのやりとりが、結構大人な会話といいますか、クールでかっこよくて知的な雰囲気になっていて。大人の方が見ても楽しめるような会話だと思うので、注目してほしいです。
あとは、“ミラクルスターライト”を使った演出など、プリキュアの映画って親子で楽しめるような、イベント的な仕掛けがたくさん用意されているので、今回もどんな仕掛けが出てくるのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
成瀬:私は、今回の映画で、ひかるの大人な部分が見えたなと思っています。
ユーマに対する向き合い方だったり、彼女の新たな一面がたくさん見られたので、私としてもかなり考えながら演じました。
小松:まどかは沖縄に修学旅行へ行く場面があるのですが、そこで他のプリキュアと、“衝撃的な出会い方”をするんです。そこはぜひ、劇場で確かめてほしいポイントですね。
あとは、予告映像でも既に解禁されているのですが、星座の力を手に入れたプリキュアの新しい衣装もすごくかわいいので、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思いますね。
安野:えれなも、まどかと一緒で沖縄に修学旅行へ出掛けるのですが、これまで見せなかったような表情を垣間見せるシーンがあって、それがすごく楽しかったです。
あとは私も同じく、新衣装のプリキュアにはぜひ注目してほしいと思いますね。
アフレコのときに、ブースの中に劇場版の資料や、新しい衣装の絵が何枚も貼られていて、みんなでそれを見ているだけですごくワクワクしたんです。
劇場で見てくれる子どもたちにも、新衣装のプリキュアを見て、同じようにワクワクしてもらえたらうれしいです。
そして、やはり一番注目してほしいのは、作品のテーマでもある“歌”ですね。
作中でプリキュアが歌う場面があって、すごくすてきなシーンになっているので劇場でじっくりとご覧になっていただきたいです。
――映画オリジナルキャラクターのユーマについて教えてください。どんなところが魅力ですか?
小松:せりふがないキャラクターなんですが、その分すごく表情が豊かなんですよこの子。顔を見るだけで感情や心の変化が読み取れたりするのが、面白くてかわいいいんです。
安野:言葉がなくても、すごく分かるよね。
成瀬:うれしいときは、ちゃんとうれしそうな表情をするので、それがこっちにも伝わってくるんです。逆に、怒ったり、切ない表情をする場面もあって。見ているとこっちも心が痛くなってきたり(笑)。
小原:第一印象としては、生まれたばかりの子どもみたいなキャラクターで、プリキュアも親心みたいなものが芽生えていって、愛情を持って接していくんです。
それがユーマにも伝わって、だんだんと打ち解けていくのが、見ていて本当にかわいんですよね。
安野:本当に、生まれたばかりの子どものように自由で、いろいろなことに興味を持っていて。最初はちょっとわがままな部分もあるんですけど、そこからだんだんとプリキュアと心を通わせていくさまというのがすごくいいなって思いましたね。
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