――今回の「やりたかったこと」篇の感想を教えてください。
撮影の前にCMオリジナルソングを送っていただいたんですけど、聞いただけで泣けるような本当にいい曲でした。今回はこれまでのIndeedのCMになかったドラマ的、映画的な作り方をしている作品だと思います。
役者として気持ちを作って本番に臨むっていう作業が映画と一緒なので、真剣に取り組めて本当に最高でした。このあったかい作品に呼んでいただいてうれしいです。
――昔やりたいと思っていた夢はなんでしたか?
小学校の卒業文集には、将来なりたいものを「羊飼い」って書いていました。冗談半分だったとは思うんですけど(笑)、本当は小学校の頃から、この仕事(俳優)をしたかったんですよ。
本当に幸運なことに夢をかなえて、あのころ描いた未来のずっとその先にいます。ただ、あの頃のピュアな思いも心に残したままここに居られているので、すごく幸せです。
――やりたかったことが今できているのですね。
幸運もありましたが、一歩踏み出してよかったなと思います。(自分で)自分を信じて一歩踏み出したら、(他にも)自分を信じてくれる人が現れて、ということの連鎖でした。
仕事の現場が変わって、集まるメンバーが変わって、自分の役どころも変わって。常に、転職しているかのようにすごく変わるので、役者という一つの仕事をしていてもいろいろな人生を体験できる、すごくぜいたくな仕事しているなと思います。
本気で打ち込めば打ち込むほどそれが作品として残って、本当はそんなやつ(役)いないけれど、そこに存在して残すことができるっていうのは、すごく素敵なことに関われているんだなと思っています。
――お子さんに、こんな親父の背中見せたいなというのはありますか?
口で説明できることには限界があると思うので、ちょっとした仕草だったり、ちょっとした癖だったり、結局言葉を超えた“背中”で伝えられたことが最後に残るのだろうと思います。
「楽しんで生きてほしいのであれば、自分が楽しんで生きろ」ということなのだと思っています。彼らしく彼女らしく楽しんで幸せを感じて、感謝して生きていってくれたらいいなと思います。自分はそういうふうに生きている感じですね。
――反対に、お子さんの成長を見て背中を押されたことはありますか?
毎日あります。特に小さい子なんかは、さっき泣いていたかと思えば今笑顔で遊んでいたり、その瞬間に素直な自分の気持ちを表情とか態度に表して生きていて、喧嘩しても2、3分後にはお菓子を笑って食べていたりとか。
人間関係についての部分でも学びになったりすることもあります。あとは自分が子どもに説教している最中、逆にその声が一番自分に聞こえている気がして、教えているようで教えられているという部分はあると思います。
――仕事を探す人は、Indeedでの検索窓にどんなキーワードをいれるといいと思いますか?
(検索するなら)「一生は一回 もったいない 仕事」(笑)。何が出てくるんだろう。子供のころに好きだったものっていまだに好きだろうと思います。あまり言わないですけど、自分は絵も好きですし、写真も好きですし。検索するワードってそういうところにヒントがあるのかなと思います。
まず「検索しに行く」っていうスイッチを入れる。そうすると意外に新しい道が生まれたりすると思うので、それを信じて(自分の好きなことで)検索すると良いと思います。
――CMを見て、新たな挑戦をしてみようと思う方たちに一言メッセージをお願いします。
(人生は)一回きりの片道切符なので、挑戦という意味で自分自身にうそをつかないでほしい。やっぱり、やらないで後悔するよりも、やって後悔する。
俺もいまだにこれやってみたいなって思ったら挑戦します。人の良いとこに光を当ててみたら自分自身もそういうふうに見えて、自分に自信をもって一歩踏み出せたりすると思います。
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