――ダンスをやったことのない人がダンスを始める場合、どうしたらいいと思いますか。
稲場「まずは踊ってみる(笑)。恥ずかしがらずにやってみることが大事かなと。私もダンスを始めた頃は、何をやるにも難しくて挑戦するのも怖くて仕方ありませんでした。何度やってもできないと恥ずかしいという思いになってくるし、先生に怒られると他の人と比べてできていない自分が恥ずかしくなったり。
でも、楽しいから踊るんだという気持ちで続けていたら、いつの間にかできるようになって達成感が出てきました。そうすると、どんどんダンスが好きになっていくので、人生において欠かせない大切なものが増える感じがしました。それを知っていただきたいので、挑戦してみる、踊ってみる、身体を動かすということから始めてほしいです」
石田「ダンスはみなさんがスポーツ観戦したり、ドラマや映画を観たりすることと同じように見られるものだと思うんです。映画を観るのと同じ気持ちで、ダンスが好きならダンスの番組も見てほしいですし、始めてほしいですね。そのくらい軽い気持ちでいいんです」
浜浦「私はダンスが苦手でしたが、ダンスって自分が思うことを素直に表現できたらいいんじゃないかと思うようになりました。苦手でも好きだと思えたら挑戦することが大事です」
――同じハロー!プロジェクトでありながらも、普段一緒に組んだりしないようなメンバーと一緒にやることで受ける刺激はありますか。
石田「他のグループのメンバーとこうして活動できるのはすごく好きです。私はモーニング娘。に加入して8年位経ちますが、同じグループにいて立場が上の方になってしまうと、グループの中ではものすごい新鮮な刺激になるものが少なかったりするんです。ダンスのレッスンをしていても、みんなと揃えることばかりを心のどこかで考えているところがあったりして。
でも、外の世界を見るとやっぱりみんなカッコいいから、違う違うこのままじゃダメだ、って思わされるし、これは負けられないって思いが湧いてきました」
稲場「グループで活動している時には、振り付けが揃っていることはもちろんですが、そこから先は自分の研究次第みたいなところがあります。でも、こういう場でみんなと集まると、他の人を見て、ああ自分とここが違う、こんな動きができるんだぁって真似してみたり、いろいろな人から刺激をもらうことができますね」
浜浦「私は人見知りなので、一番最初の時はすごく緊張していましたが、社交ダンスをみんなで作り上げた時には、距離がとても近くなって絆がすごく深まったんです。社交ダンスのおかげでもあるし、本当に参加してよかったと思いました」
――視聴者が元気になるような番組になってほしいですね。
石田「今日、KANA-BOON!さんのパフォーマンスを見せてもらって、呼吸が上がるくらい楽しかったんですよ。番組を見ているみなさんにも私たちと同じような、心が動き出しちゃうような感情を伝えられたらと思います」
稲場「人と人とのつながりで新しい発見があったり学べたりするので、人と出会うことって大事なんだなと思います。今回も、小さい頃からダンスをやっていたり、ハロー!プロジェクトに加入していなければ出会えなかった人たちと出会えて、楽しい会話を交わしながら一つのものを作り上げていけるということは本当に嬉しいです。この番組では、ダンスを見るだけじゃなくて、こうして誰かと出会うことで、今まで見たことのない世界に挑戦したり視野を広げることができると感じてほしいです」
浜浦「私自身、一回一回の達成感をすごく感じているので、メンバーが全力で取り組んで完成させていく姿を見てほしいです。それで頑張ろうと思ってくれたり元気を出してもらえたらいいなと思います。みなさん、ちょっと落ち込んだりしたら、ぜひこの番組を観て笑顔になっていただければと思います」
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