TBS系で3月27日(日)に放送されるスペシャルドラマ「3年B組金八先生・ファイナル~『最後の贈る言葉』4時間SP」に、近藤真彦をはじめ、総勢152人の“桜中学3B卒業生”が出演することが発表された。
武田鉄矢演じる中学校教師、坂本金八先生が大人気を博した「3年B組金八先生」は、'79年10月に第1シリーズがスタート。以来足かけ32年の間、中学3年生という多感な世代をさまざまな角度から描き、「15歳の母」「腐ったミカン」というフレーズや、「いじめ」「学級崩壊」「性同一性障害」といったテーマが視聴者に衝撃を与えてきた学園ドラマだ。金八先生は最終第8シリーズ('07年10月~'08年3月)までに約240人の卒業生を送り出してきたが、今春、金八先生も3年B組の生徒と共に定年退職という卒業を迎えることになった。
ドラマは今春、定年を迎えることになった金八が、最後の教え子となる3Bの札付きの不良・景浦裕也(岡本圭人)の更正に奮闘する姿を中心に描かれるが、近藤ら歴代3BのOB、OGたちは、そんな金八と世話の焼ける後輩・景浦を助けるために、さまざまな場面で登場する。近藤は、第1シリーズに星野清役で出演したことをきっかけに、その後アイドルとして大ブレーク。今回は、'98年4月放送のスペシャル版以来の出演となり、景浦に助言をする先輩として重要な役割を果たす。久しぶりに訪れた荒川土手の撮影現場で金八と再会した近藤は、「長い間、“金八先生”という日本の理想の先生像をドラマの中だけでなく、私生活においても背負ってきたことは、本当にすごいなぁと思います。日本中の先生たちが金八先生みたいな先生になりたいって思ってた時期もあっただろうし、日本中の生徒たちが金八先生みたいな先生に担任になってもらいたいって思った理想の先生だったわけだから、そのプレッシャーを抱えて仕事をしてきた32年間だと思うので、これからはその肩の荷を降ろして少し気楽に過ごしてもらいたいなぁと思います。本当に長い間お疲れさまでした」と“贈る言葉”を述べていた。
4時間というボリュームの本作には、近藤以外にもシリーズの歴史に残る懐かしい顔触れが続々登場。まず、第1シリーズからは、鶴見辰吾(宮沢保)、杉田かおる(浅井雪乃)、布川かおり(阿部トシエ)、三原じゅん子(山田麗子)ら計17人が出演。「腐ったミカン」という伝説的なフレーズを生んだ第2シリーズからは、直江喜一(加藤優)、ひかる一平(椎野一)、伊藤つかさ(赤上近子)、川上麻衣子(迫田八重子)ら計22人が出演。ほか、第5シリーズから風間俊介(兼末健次郎)、亀梨和也(深川明彦)ら計17人、第6シリーズからは斉藤祥太(今井儀)、増田貴久(長澤一寿)、加藤成亮(長谷川賢)、中尾明慶(山越崇行)、本仮屋ユイカ(青沼美保)ら計27人、第7シリーズからは、藪宏太(鈴木康二郎)、冨浦智嗣(中村真佐人)、八乙女光(丸山しゅう)、福田沙紀(麻田玲子)ら計27人が出演。これらの名前だけを見ても“金八”の歴史やすごさを感じることができる。
なお、3月24日(木)には、TBS系にて最後の授業目前に秘蔵映像満載のスペシャル番組の放送も決定。卒業生たちにスポットを当て、芸能界で活躍する人、芸能界を引退して社会で頑張っている人など、卒業した彼らの今を追跡する。また、TBSのみ、3月9日(水)より第1シリーズが再放送される。
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