ボクシング・WBSS決勝「井上尚弥×ノニト・ドネア」戦をWOWOWにて放送!

2019/10/13 05:00 配信

芸能一般

WBSSバンタム級決勝「井上尚弥×ノニト・ドネア」戦が、WOWOWでも放送決定!

衝撃KO連発! WBSSでの井上をプレイバック


2018年10月に始まり、1年にわたって熱戦が繰り広げられてきたWBSSバンタム級の戦いも、今回ついに決勝を迎える。かねてから「強い相手と戦いたい」と語っていた井上は、WBA世界バンタム級王者として強敵ぞろいのトーナメントに参戦。

初戦で相まみえたのは、WBA世界バンタム級元スーパー王者、ファン・カルロス・パヤノ。アマチュア時代500戦以上のキャリアを持ち、対戦経験の少ないサウスポーということもあり、“怪物”井上もさすがに苦戦が予想されていた。

ところが、試合は1ラウンドわずか70秒でのKO勝利。これまで一度もKO負けを喫したことがないタフな相手に、わずか3発のパンチで勝利を収めたこの一戦は、世界に衝撃を与えた。

2019年5月に行われた準決勝では、それまで全勝のIBF王者エマヌエル・ロドリゲスと対戦。「事実上の決勝戦」と言われたこの一戦でも、過去最強の対戦相手と言われた難敵を2ラウンド1分19秒でTKOしてみせ、圧倒的な強さで決勝へ進出した。

“怪物”井上の進撃は続く? 決勝の相手、ノニト・ドネアとは


今回対戦するドネアは、フライ級からフェザー級まで5階級にわたり王座を獲得したフィリピンの英雄。アジア人として初めて主要4団体(WBA、WBC、WBO、IBF)すべてで世界王者となるなど、ボクシング界でその名を知らぬ者はいないレジェンドだ。

そんなドネアは、当時主戦場としていたフェザー級から2階級も下となるバンタム級でWBSSに参戦。井上だけでなく、ロドリゲスやゾラニ・テテら、各団体王者との戦いを熱望していた。

実に7年ぶりとなる同階級での試合となったWBSS初戦は、対戦相手のWBAスーパー王者、ライアン・バーネットの負傷棄権により4ラウンド終了時にTKO勝ち。

準決勝では、テテの負傷に伴い参戦したステファン・ヤングを得意の左フックで6ラウンドKO。階級の不安を一掃したばかりか、健在をアピールするパフォーマンスで決勝へとコマを進めてきた。

“聖地”たまアリでどんな伝説が紡がれる!? 井上兄弟揃っての勝利に期待


11月7日(水)に行われる決勝の舞台は、数多くの格闘技イベントが行われてきた“聖地”さいたまスーパーアリーナ。すでにチケットが完売するなど、日本ボクシング界の歴史に残る一戦への期待は日に日に高まっている。

ホームの圧倒的な声援を受けた井上が、下馬評通り力を示すのか。それとも36歳のドネアが豊富な経験を生かし、トーナメントを制するのか。注目が集まる一戦は必見だ。

また、同日には井上尚弥の弟でWBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真が、同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリとの団体内王座統一戦に挑む。

“怪物”の影に隠れがちな拓真だが、プロで無敗を続けており、昨年暫定王座ながらついに世界タイトルを獲得。ウバーリも無敗で高いKO率を誇る一筋縄ではいかない相手ながら、勝利を飾れば兄・尚弥との「兄弟4団体統一」も見えてくる。

9日(土)の放送では、井上兄弟の試合を揃って放送する予定。さらに、10月28日(月)の「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」では、WBSSバンタム級決勝に先がけ、これまでのトーナメントを振り返る。世紀の一戦に向け、気持ちを高めていこう。