――本作では主役でしたが、プレッシャーはありましたか?
小関:いい意味でないです。せりふ量が多いとか、スケジュールがバーッと詰まっているとかは覚悟していましたから、現場で足を引っ張らないように、ちゃんと意識していなきゃなって思っていたんですけど、プレッシャーはなくて。それぞれの役が、それぞれの人生を生きている中の一人なので、気負いはないです。
塚地:クランクアップ日に、「あれ? そういえば僕、連ドラ初単独主演かもしれません」って言うてましたから(笑)。
小関:(台本を手に取り)この分厚さで、これを2週間で撮って多い方なんですよ。始まる前は覚悟して、「よしっ、覚えよう!」と思っていたんですけど、終わってみたら「スッキリしたなぁ。あの分厚い台本をこの期間でやったんだぁ。やりきったなぁ。こんな分厚い台本、覚えたことはあったっけ? あっ、僕、初めての連ドラ単独主演かも!」って。
塚地:気負いもプレッシャーもなく、一つの役柄をやり通した感じでしたよ。「最後に言う?」みたいな話になっていましたもん。
小関:もしも塚地さんが初日を迎える前の本読みの日に、全部せりふが(頭に)入っていて、「君は何ができるの?」みたいな怖い雰囲気があったら気負っていたと思います。
僕、本読みの日までに覚えようとしてはいたけど、結局入っていないから、「まずいなぁ」って緊張していたんです。でも、「小関くん、よろしくねー」っていう優しい一言だったんで、リラックスして挑めました。
――そんな塚地さんは、ずいぶん思いきった役柄で…。
塚地:生きてく上で、一生ありえない役です。そりゃ、いつかきたらいいなぁとは思っていましたけど、女性にモテて、頭が良くて、ケンカも強い役で、それも「こんな顔で、こんな見た目で」っていうせりふが足されている。いわゆるお笑い要素的にも評価してくれているので、何よりの役柄ですね。
――艶っぽいシーンもあるとか。
塚地:そうなんですよ、初濡れ場もさせていただきました。基本的に、出てくる女性とイチャイチャしたり、壁ドンやら、あごクイやら、一通りやらせていただいたんですよ。その究極のシーンが濡れ場。僕が寝ている状態の上に、女性がまたがってくるとか。
小関:印象的でした。見ていいのかなって思っちゃった。
塚地:ただ、“いい思いをした人にはバチが当たる”みたいな大オチもあるので、ただの濡れ場ってことじゃない。
小関:必ずコメディーが忍びこんでいますからね。
塚地:いいことだけじゃ終わらないっていうのが、このドラマにありますから。
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