2019/10/16 20:19 配信
東京・江東区のIHIステージアラウンド東京で現在上演中の、来日キャストによるブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が好評を博している。
初演から60年以上を経ても愛され続けるミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に着想を得て、人種問題や異文化の対立というテーマを背景に、純愛の尊さを浮き彫りにする同作は、1957年のブロードウェイ初演以来、アメリカ演劇界に大反響を巻き起こし、世界各国でリバイバル上演を重ねているミュージカルの金字塔だ。
1961年公開の映画版「ウエスト・サイド物語」も大ヒットを記録。第34回アカデミー賞では10部門受賞という圧倒的評価を得て、日本でもロングラン。世界で今なお愛され続けている。2020年公開予定でスティーヴン・スピルバーグ監督がリメイク版を手掛けることでも話題だ。
そんな不朽の名作を、360°回転する円盤状の客席を巨大なスクリーンとステージが取り囲む「360°シアター」を舞台に、ダイナミックに進化させた本公演。物語の展開に合わせて客席が回転することで舞台(セット)が転換する仕掛けは、キャストの動き、照明、音響と融合することで見る者をその世界に没入させる。
この画期的なシステムを武器に新たなステージを構築するのは、オリジナル脚本のアーサー・ローレンツを師と仰ぐ演出のデイヴィッド・セイント、オリジナル演出・振付のジェローム・ロビンスに学んだ振付・リステージング担当のフリオ・モンへら最高峰のクリエイター陣。オリジナルのまま研ぎ澄ませた振付に最先端の舞台構造をフル活用することで新たな「ウエスト・サイド・ストーリー」を構築している。
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