<モトカレマニア>並木道子監督、高良健吾の素は「マコチの役柄に近い気がする」

2019/10/16 18:00 配信

ドラマ

「モトカレマニア」第1話より(C)フジテレビ


「恋愛や仕事も含め、選択して生きていってほしい」


――ドラマを見た視聴者に、どんな気持ちになってほしいですか?

結婚をすでにされている方も、かつての元彼を検索する人ってたくさんいると思うんです。私の同級生も検索しては一喜一憂していますし、元彼の情報を見て、自分と今の奥さんを比較して悲しんだり、自分よりかわいい子と結婚してたらそれはそれでひがんだり。そういう人たちが自分の人生を振り返るきっかけになるといいですよね。

今恋愛に悩んでいる子たちにも、本当に元彼が素敵な人だったのか、本当に選ぶべき男の人は、何を大切に選んでいけばいいのかを伝えたいです。

女の人が選ばれる時代じゃないし、自分がちゃんと選択していく生き方をしてほしいと思っています。恋愛や仕事も含めて、選択して生きていってほしいというメッセージを込めています。

もちろん恋愛を軸にしていますが、自分の生き方は他人に決められなくていいという思いを膨らませて作っています。

――撮影の雰囲気はいかがですか?

和気あいあいと撮影は進んでいて、キャスト同士も良い意味で仲良くなっています。明るい現場です。

――高良さんは「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016年)と比べて、いかがですか?

「いつかこの恋を―」は本当に重いラブストーリーで、役柄も好青年という部分は近かったんですが、お芝居のアプローチが結構違って。高良さんはラブコメをあまりやったことがない方なので、そこは振り切ってやろうと頑張ってくれています。

意外にご本人の素と今回の役柄が近い気がしていて。高良さんは凛々しい役が多いと思うんですが、実はご本人はふわっとされているんです。自分が天然と自覚されているか分からないんですが、私からは天然な方だと思っているので、今回のマコチの役とハマっているなと思って撮影をしています。