新たな出会いもある。桑野はネットで中傷され、弁護士のまどか(吉田羊)に相談。2人は独身同士、お互いの主張をぶつけていく。
「桑野の話す“間”は独特だから、吉田さんも最初は戸惑ったと思いますが、すぐに呼吸をつかんでくれました」(阿部)。
撮影前には前作を見直したという。第1話、自宅で指揮者のまねをする場面と病院で検査のためパンツを脱がされるシーンは、今でもインパクト大の名場面だ。
「お尻を出すシーンは、僕にとっての神ドラマ『ふぞろいの林檎たち』(1983年TBS系)で中井貴一さんが(風俗店で)脱がされるシーンへのオマージュなんです。やってみてこれは面白いと思ったけれど、第2話の視聴率が下がってしまったので、『そのせいかな』と悔やみました(笑)」(阿部)。
その後は視聴率も上がりハッピーエンドを迎えた前作。今回はどうなる?
「最終的に結婚してもしなくても、桑野が変わらず生きていける状況になるといいですよね。現実社会でも結婚しない男性が増えていて、この作品に共感してくれる人も多い。だから、桑野自身が満足して終わるのがベストかなと思います」(阿部)。
取材・文=小田慶子
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