中山美穂は、最初に本作の脚本を読んだ感想について「いつもの当たり前な日常の中に、静かで密かな激しさを感じました。家族の形は様々ですが、いくつかの家庭を描いたドラマは、久しぶりなのではないかと思ったのですがどうでしょう?
昭和の時代には確かよくあったような。そんなほんわかとした懐かしさも感じたり。けれども今の時代はきっと大きく違うのでしょうね。
その辺りを描いていくドラマになると思います。それぞれの家庭を干渉したり翻弄されたり。愛の形も変わっているのでしょうか」と、ホームドラマ的な視点で印象を語る。
自身が演じる役柄については、「子供の頃からの夢を仕事に持ち、ただひたすらに作品に向き合い苦悩している彼女。そして仕事を離れるとキッパリ妻と母になる。それは当たり前のことかもしれませんが、そんな二面性を面白がれたらいいなと思います。
どこにでもいる普通の女性。そして、瑞希や流美との女性同士の会話が、リアルなやりとりに見えるようになったらいいですね。沢山の共感を得られる役だと思いますので、そこを外さないように努めたいと思います」と意気込んだ。
最後に、「変化し続けていくであろうこれからの時代、未来をどのように見つめるのか、きっとそんなことを考えてしまう作品になると思います。
そして素敵な共演者の皆さんと作っていけること、とてもうれしいです。みなさんと共に良いドラマにしたいです。よろしくお願い申し上げます」とメッセージを寄せた。
富澤瑞希役の木村多江は、「一人一人が身近にいそうで、でもとっても魅力的で、愛おしい、そんな人たちの日常が壊れそうなドキドキ感がある、面白い脚本でした」と本作の印象を告白。
役作りについては、「とても魅力的な女性なので、どうしたらチャーミングに見えるか悩み続けています。瑞希を見ると苦笑しつつ、人間くさくて、応援したくなる、そんな女性になれば、と思っています」と
視聴者へは「登場人物たちの滑稽で愛おしい日常を、動物園を見るように楽しんでいただけたらと思います。そして、檻の外から、面白がって応援してくださればうれしいです」と、独特の楽しみ方を提唱していた。
鴨居流美役の大島優子は、「現代の結婚や家庭を築くことがリアルに表現されていて、それを重く捉えるのではなく、新しい視点で受け止め発信できる作品だと思いました。
各々の家庭にはいろいろな事情があるけれど、家族って一人一人が創り上げ育み、できあがるものだと思うので、この作品を通じて共演者の方々と一緒にどのような家族の形を創れるのか楽しみです」と、本作における家族の描き方へ期待を覗かせる。
役作りについては、「流美の心の強さと柔軟さには感服します。夫との関係、中山美穂さん演じる百々子との関係、他キャストの潤滑油として、ストーリーの展開に存在できるように演じたいと思います」とコメント。
そして、「皆さんの家族の形にも似ているかもしれない三家族の話を作品を通じて、寄り添い、共感していただける時間にしたいと思いますので、ぜひご覧ください」とアピールした。
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