若手俳優集団・SUNPLUS、メンバー11人だけで作る舞台「SUMMER BAZAAR~夏の終わり~」がスタート!

2019/10/19 06:50 配信

芸能一般

SUNPLUSの第1回公演「SUMMER BAZAAR~夏の終わり~」がスタートした撮影:梁瀬玉実

サンミュージック所属の若手俳優集団・SUNPLUS(サンプラス)の第1回公演「SUMMER BAZAAR~夏の終わり~」が、10月18日に東京・新宿村LIVEでスタート。その舞台稽古が公開された。

初めてメンバー11人だけで作り上げた舞台


結成から4年半を迎えたSUNPLUSにとって、蒼木陣井澤巧麻佐伯亮佐奈宏紀谷水力野口準平野宏周丸山隼水田達貴三井理陽山形匠のメンバー11人だけで作り上げる舞台は今回が初。

脚本を宮本武史、演出を赤澤ムックが手掛けるオリジナル脚本の会話劇で、男子高校生の日常の中に、それぞれが抱える不安や悩みを乗り越えるまでの葛藤を描く、少しほろ苦い青春グラフィティー。

その中に、クスッと笑えるシーンや動きのあるシーンが散りばめられた、盛りだくさんな内容となっている。

リアルな男子校の雰囲気を感じる“男子トーク”


舞台は、海沿いの全寮制男子校。夏休みで生徒たちは続々と実家に帰省し、寮に居残ったのは明るく軽いノリの秋吉風太(井澤巧麻)、控えめな性格の小山内正人(谷水力)、クールでモテ男な堀尊(佐奈宏紀)、真面目で勉強熱心な脇坂淳之介(佐伯亮)の2年生4人だけ。

同じ2年生とはいえ、一緒のクラスでもなければ、寮で喋ったこともなかった4人に、実家から通う通学生で同級生、おしゃべりなお調子者の宮野優平(山形匠)が加わり、教師・橘陸夫(丸山隼)の指示で寮の伝統行事「サマー・バザー」の準備をすることに。

最初は距離感のあった寮生4人だったが、寮の冷房が壊れて仕方なく一つの部屋に集まって過ごすことで、徐々に打ち解けていく。

本作で、リアルな男子校の雰囲気を感じることができるのが“男子トーク”。男子特有の“女子”や“モテる男”に対しての、過剰なまでの反応も面白い。

準備を進める5人の元へ、家族がバザー用の品を持ってくるシーンでは、それぞれの“家族との関係性”が明らかに。秋吉家は、弟の秋吉公太(野口準)が届けに来るが、明らかに会話がギクシャクしており、脇坂は妹に溺愛されていることにうんざり、そして小山内には出来の良い兄がいた。

そんな親や兄弟とのわだかまり、他にもさまざまな不安や悩みを抱える彼らの、夏の終わりの平凡な日常は、互いの知らなかった事実が見えてきたことで、少しずつシリアスな雰囲気をまとい始める。