――今回のツアータイトルは「CHATSUMI」。大村さんは、ツアーの開催告知の際、このタイトルについて「“お茶処(どころ)”の静岡県出身の僕らが、漫才を構築する一つ一つのスキルを“摘み取る”という意味です」という趣旨のコメントを発表されていました。この発言に関して、もう少し詳しくお聞きしたいのですが…。
大村朋宏:ああ、何かそんなこと言ってましたね(笑)。いや、申し訳ないんですけど、詳しくも何も、そもそもこれ、俺たちがつけたタイトルじゃないんですよ。ファンの皆さんはとっくに知ってることなんですけど…。
藤田憲右:うちらのツアーって、いつも歴代のマネージャーにタイトルを考えてもらってるんです。
大村:マネージャーがその時に思い付いた単語を、そのままツアーのタイトルにしちゃうっていう。だから今回も、今のマネージャーに「今、何か考えてることある?」って振ったんですね。そしたら、「ツアーのタイトルですか?」って、しっかり先を読まれてて(笑)。吉本(興業)の社員の間では、「トータルのマネージャーにつくと、ツアーのタイトルを決めさせられる」ってうわさになってるらしいんです(笑)。それで、こんなにしっかりとした意味が込められた「CHATSUMI」っていう言葉が出てきたんですよね。
藤田:すぐ出てきたもんね、「『CHATSUMI』です」って。ちゃんと事前に考えてたんだろうな。こっちとしては、ムチャ振りされて困ってるところを楽しみたいのに、肩透かしを食らった感じで。
大村:だってそのとき、俺たちがお茶処の静岡出身で、何とかかんとかで…って、とくとくと説明してくれましたからね。そんなことは求めてねえんだけどな、と思いつつ、マネージャーの熱意に負けてしまったというか。
藤田:マネージャーが何を言っても、絶対にそれをツアーのタイトルにするっていう謎の鉄則もありますんで(笑)。
大村:まぁ結果的に、いいタイトルになりました(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)