――お二人は、大規模な漫才ツアーを毎年行う一方で、「くさデカ」(テレしず)、「げなパネ!」(NBC長崎放送)といった人気ローカル番組にレギュラー出演されています。そんなマイペースな活動を見て、「トータルテンボスこそ本当の“勝ち組”だ」とうらやましがる芸人仲間も多いそうですが…。
大村朋宏:ああ、(レイザーラモン)RGとかが言ってくれてるらしいですね(笑)。まぁ、“勝ち組”かどうかは分からないけど、自分たちでも、すごく恵まれているなとは思いますよ。別に“売れる・売れない”ってこととは関係なく、自分たちのペースで、自分たちが楽しいことをやれてるんで。
藤田憲右:地方で冠番組を持たせてもらって、単独ライブのツアーも毎年やらせてもらえて。考えたら俺たち、1年目、2年目の若手芸人が「こんなことやれたらいいな」っていうことを全部やれてるんですよね。そういう意味じゃ、俺たちは今がちょうどいいバランスなのかもしれないですね、売れすぎてない感じで(笑)。
――若手芸人といえば、最近大人気のEXITは、トータルテンボスの“渋谷系漫才”に憧れて、“NEO渋谷系漫才”を始めたそうですが、先日の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)では、EXITの二人から「最近丸くなった」とイジられていましたよね(笑)。
大村:番組の中では、「おまえらだってそのキャラ、長くは続かねえぞ」とか言って反撃しましたけど…なんか全然まだまだ続きそうですよね、今のEXITの勢いを見てると(笑)。
藤田:でもやっぱり多少はモデルチェンジしないと、つらいんじゃないかなぁ。見てて痛々しくなってきちゃうんじゃない?
大村:でも、僕たちとか周りの言うことに聞く耳持たないで、ずっとあのスタイルを貫き通したら、それはそれですごいけどね。
藤田:だから、あいつらが俺らと同じ22年目のときに、今と同じ格好で「イグジーット!」ってやってたら、本物ですよ(笑)。
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