――はるかが備前焼を見て衝動的に突き動かされて(岡山へ行くという)行動に移していましたが、ご自身もそういった経験はありますか?
私の場合はこのお仕事です! 初めてお芝居した時に、すっごく楽しくて。はるかにとっての備前焼が私にとってはお芝居でした。このお仕事と出合えた時、初めてつかんで離したくないって思いました。それまでは自分にドラマのようなことが起こるなんて思ってもいなかったし、何となくですけど、親がこうなってほしいって思うような人生をたどっていくんだろうなって思っていました。
でもお芝居をして、これを追い掛けることが夢を追い掛けるってことなんだと思いました。
ただ、それまではすごくお芝居に興味があったとか、映画やドラマが大好きだったというわけではなくて。事務所に入ってからモデルやリポーターなど、いろんなことをやる中で、お芝居をやってみたら、これまでにない感覚で「自分も知らない自分と出合えるのかもしれない」ってワクワクしたんです。
――では、はるかに対して共感しながら演じていたのでしょうか?
そうですね! すごくはるかの気持ちが分かりました。
――備前焼の工程である菊練りや窯焚きなど、実際にやってみていかがでしたか?
土をさわっていると、童心に返りますよね。(備前焼作家の)先生方が「備前焼って難しく思われがちだけど、まずは土をさわってほしい。作品を手に取ってもらうこともうれしいけど、でもまずは土をさわってほしい!」とおっしゃっていて。ほんとにろくろを回す気持ち良さとか土をさわる心地良さって、やってみないと分からないので、皆さんにもぜひやってほしいです! やったら絶対に好きになりますよ(笑)。
スタッフさんとみんなで一緒にやった日があったのですが、土をさわっているとみんな笑顔になっていました。難しいとか大変というよりも楽しい気持ちの方が大きかったですね。
今でも岡山行くと、先生と一緒にお茶わんを作ったりします!
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