──また、「冴えカノ」には魅力的な女の子のキャラクターがたくさん登場しますが、松岡さんのタイプは?
松岡禎丞:いや〜、難しいところですけど…、やっぱり恵かな。ある意味、一番対等な関係でいられるというか。“何も持っていない者”同士、互いに自由な関係でいられるのかなって思います。
あと、さっき“女房感”という言い方をしましたけど、彼女の“オカン力”はヤバイです(笑)。多分、これが(霞ヶ丘)詩羽(CV:茅野愛衣)先輩だと、倫也の立ち位置が、恵と一緒にいるときとは逆になっちゃうような気がするんですよね。
──そんな倫也と恵の恋の行方も気になる劇場版「冴えない彼女の育てかた Fine」の公開を楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いします。
松岡:今回が本当の最終話ということで、「冴えカノ」ファンの全ての思いをくみ取った作品となっていますし、きっと満足していただけるものになっていると思います。
途中、「ぐぬぬ」と握りこぶしを作ってしまうような展開もあって、なかなかに握力が鍛えられる作品にもなっているんじゃないかと(笑)。
ただ、「ケンカするほど仲がいい」というのとは意味合いが違いますけど、人間だからケンカもするし、ケンカをしても前に進んでいかないといけないときもある。だからこの映画を見て、倫也と恵のような関係が、人間にとって理想の関係なのかなと思う方もいるかもしれません。
ともあれ、本当に千差万別、いろんな思いを感じていただける作品になっていますので、ぜひ映画館で見てほしいですね。エンディングロールが終わっても、どうか席を立たずに最後まで楽しんでください。
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