――番組内では水原さんのファッションもすごくファビュラスですが、コンセプトなどは？
「実はこの番組で着ていた衣装ってほとんど私服なんです。『この番組では高級な物というよりはパーソナルな物を着たい』と思ったのと、“ファブ5”のみんなが強烈なキャラクターなので『彼らに負けないよう、自分はそれをファッションで表現しよう』と思ったので。あとは、みんなに『ワァオ！』って言われたかったので！(笑)。『日本にもこうやっておしゃれが大好きな女の子がいるよ』というのを世界の人に見てもらいたかったので、毎日気合を入れて選んでました」
――番組では一般の方が変身を遂げますが、水原さんご自身が大きく変化したことは？
「16歳の時に東京に来て、すごく変わりましたね。『こんなにいろんな人がいて、こんなにいろんな考え方があるんだな』って感じたのを覚えています。ただ、常に変化し続けている感覚があって、1年前の自分と今の自分とでは全然違うんです。それは、他人との関わり合いや自分が経験したことで常にアップデートされているから。1年前には『クィア・アイ』に出るなんて思ってなかったですし！(笑)。この番組でも、言葉は通じなくても実際に通じ合えるものがあるということを体験して、そこでまた考えが変わって、自分の行動も変わって、出会う人も変わって…と、日々ちょっとずつ変化をしていますから」
――この番組を通して視聴者に感じてもらいたいことは？
「この番組に出演させていただいて、言葉って大きいけど、そういうところじゃなくても『人間ってこんなに理解し合えるし通じ合えるんだ』『痛みや感動を共有できるんだ』っていうのを見た気がします。今までの『クィア・アイ』でも見たけど、今回はさらに違う次元に見た気がします。自分が日本で生まれ育ったからこそ強く感じましたし、驚きでもありました。ぜひご覧いただいて、そういったところも感じていただけたらと思います」
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