病院着姿の芸人・佐尾(中島)が、シ役所の病死課にやって来る。生前、佐尾は高関(重岡)と“カニすべからく”というコンビを組んでいた。
なかなか芽が出なかった二人に、結成10年でようやくチャンスが訪れる。賞レース「デッドオアコント」の決勝戦出場が決まり、テレビでネタを披露することになったのだ。「チャンスをつかんで絶対売れよう!」と意気込む高関とは反対に、佐尾はどこか浮かない表情。そして、突然その場に倒れ込んでしまう。高関が触れた佐尾の腕は、あまりに細くなっていた…。
いよいよ「デッドオアコント」決勝戦当日。高関は、いつになってもスタジオに現れない佐尾の身に、何かあったのではないかと焦る。
これで今年全クール(ドラマに)出ていることになりました!お芝居ができることが本当にうれしいです。すごく気合が入り、原作も読ませていただきました。そして、芸人さんはやってみたかった役でもあったので、楽しかったです。
またナイツ・塙さんがお笑い監修、ネタはかが屋さん、と豪華すぎるなと。芸人さんをすごくリスペクトしているので、「『こいつしょうもねぇな!』とか思われたらどうしようかな」とド緊張していました。そんな中、塙さんは「このネタはここが肝だから」とパパっと決められる。さすがというか、プロだなと思いました。
相方・佐尾役の中島くんのことは、もうとにかく大好き。すごく原作の佐尾なんです。コンビとして10年一緒にいる絆を表現するには、「とにかくコミュニケーションが大事」と、初めて会ったときにあいさつしたら、中島くんの方からハグされて(笑)。
ギャグセンスも高くて、クランクインの日に「佐尾のネタに俺が爆笑する」という場面で、佐尾が「書いてきた」って渡してくる小道具のネタ台本に、変な言葉が書いてあったんです。それで本当に笑っちゃって自然に撮影ができました。
この作品は死を扱ったもので、皆さん「人って死んだらどうなるんだろう」って考えたことあると思うんですけど、そこをすごく興味深く、ミステリアスに描いているし、なおかつ面白い。僕たちの6話はなかなかハートフルな回で、見ている人の心をきれいにするじゃないですけど、それぐらいのパワーがあると思います。ぜひご覧ください!
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