幼い頃から日本に憧れていたというアリシアは日本語で「日本に戻ってこられてうれしい」とあいさつ。
「スリラーでもあり、サスペンスでもあり、本当に美しい詩的な物語。見た直後に『西洋には今までない感じの映画だ』と監督に電話で伝えてしまったくらい、とても独創的で感情移入できる。こういう作品は増えていくと思う」と語った。
撮影の5カ月前から禎司と同じ1980年代のオリンパスのカメラで東京を撮り始め、フィルムの現像もしながら「自分は、そして禎司は何を撮りたいか」という形で役を探ったという小林は「自分の生まれ育った日本を尊重する気持ちのある皆さんと、この素晴らしい映画に取り組めて幸せ」とコメント。
続けて「英語がメインの作品は初めてで、トレーニングは必要でした。禎司のカルチャーや精神性や価値観は自分と通じる部分も多く、日本に関心のある人の興味をそそる作品になったと思う」とアピールした。
アリシアはそんな小林について「私も直己さんと同じく母国語はスウェーデン語で、演技のために英語を始めたのですが、直己さんと初めて会ったとき、演技も英語もカメラも『どれだけ準備してきたの!?』と驚かされました。目の奥に既にストーリーがある、稀有な俳優さん。撮影を通して互いに背を押せる関係になれたと思います」と絶賛した。
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