いい意味で難しく、やりがいのある作品に挑戦できること。
初めての白井さん演出。初めてご一緒するキャスト。再び共演するキャスト。
そして、シアターコクーンの舞台で主演を演じさせていただくことなど、すべてに感謝申し上げます。
良い本番を迎えられるよう、新鮮に稽古に取り組みます。ぜひご覧ください。
1968年に初演されセンセーショナルを巻き起こした「The Boys in the Band」を、これ以上ないキャストの皆さんと日本でリクリエーションできることを大変光栄に思っています。
トニー賞でリバイバル作品賞を受賞したばかりの作品ですが、初演から50年がたって社会が性的マイノリティーに対して、どれだけ変化したかを考える意味でも重要な作品になると思います。
米国に比べてまだまだ日本においてはこの問題は根が深く、あらゆるマイノリティーと社会との関係を考える意味でも、今まさに必要な作品だと思います。
出演者の皆さんとさまざまな議論をして、この作品を日本で再上演する意味を考えながら創作したいと思います。
真夏のニューヨーク。アッパー・イーストサイドにあるマイケルのアパートでは、ゲイ仲間のハロルドの誕生日を祝う準備が進められていた。
次第に仲間たちが集まりパーティーが始まろうとしている時、マイケルの大学時代の友人、アランがやってくる。
唯一のストレートであるアランの存在はマイケルたちの感情に変化をもたらし、雰囲気が徐々に険悪になりつつある中、パーティーの主役であるハロルドが現れる。
パーティーはさらに荒れ、マイケルは強引に「告白ゲーム」を始める。それは「心から愛している」または「愛していた」と思う相手に電話をかけ、直接「愛している」と告げると言うものだった。
これをきっかけに、それぞれの過去や本音が暴露されていく。
果たして、それぞれは誰に電話をかけ、どんな告白をするのか。そして、マイケルにゲイであることを隠していると責められるアランは一体誰に告白の電話をかけるのか。
やがて、パーティーが終わった後、男たちはどこへ向かうのか…。
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