「“お笑い第七世代”の台頭に危機は感じない」全国コントツアー開催中、シソンヌの“矜持” <ライブDVD[huit]発売記念インタビュー・後編>

2019/10/30 13:00 配信

芸能一般

先輩方から「コントライブのツアーなんて、うらやましい」と言われると、改めて自信につながる / じろう


全国を巡演中の「シソンヌライブ[モノクロ]2019」ポスタービジュアル(c)2019吉本興業


――そして現在は、衣装の着替えなし、小道具なしという小規模な体制で47都道府県を行脚する全国コントライブツアー「シソンヌライブ[モノクロ]2019」の真っ最中。WOWOWでの放送もそうですが、シソンヌの活動内容やお笑い界におけるポジションは今や、後輩の芸人さんたちからは羨望のまなざしで見られているようですね。

じろう:羨望かどうかは分からないですけど、後輩に限らず、先輩からも「コントの全国ツアーって、どういう風にやってるの?」って、すごい聞かれるんですよ。この間もジャルジャルさんから、ネタのことよりも、ずっとパッケージ的なことを聞かれて。やっぱり最近は、テレビに出るよりも、全国を回って自分たちのネタを見てもらいたいっていう芸人は多いのかもしれないですね。

――お二人も、ご自分たちの現在の活動に充実感はありますか?

長谷川忍:だいぶ出てきましたよね、前よりは。

じろう:自分らだけでやってると、すっげぇ疲れるんですよ、日帰りで九州に行ったりみたいなことが普通にあるんで。でも、先輩方から「コントライブのツアーができるなんて、うらやましい」なんてことを言われると、やってよかったな、間違ってないんだなって、改めて自信につながるというか。

長谷川:まぁ自分たちで言い合っててもしょうがないですから。「頑張ってんな、おまえ」「おまえもな」っていうのもね(笑)。でも、千原ジュニアさんみたいな方から、「単独ライブが終わって1カ月後にまた全国を回り始めるって、すごいな」なんて言われると、モチベーションは上がりますよね。ジュニアさんは「おまえら、頭おかしいんか?」って言ってましたけど(笑)、それも褒め言葉じゃないですか。