「“お笑い第七世代”の台頭に危機は感じない」全国コントツアー開催中、シソンヌの“矜持” ＜ライブDVD［huit］発売記念インタビュー・後編＞

役者さんと並んだときに、どう見たって浮いてますから、二人とも(笑) / 長谷川

――またお二人は、俳優業にも精力的ですが、コントと俳優のお仕事と、2つを並行してやっていくことで、相乗効果はあるのでしょうか。

じろう：ドラマの現場って、いまだにどう居ていいのか、分かんないよね？

長谷川忍：そうだね～。役者さんと並んだときに、どう見たって浮いてますから、二人とも(笑)。

じろう：僕らの軸は完全に芸人にあるので、あくまでも芸人としてドラマにお邪魔している、という感覚ですね。

長谷川：やっぱり笑いを取った方がいいのかなぁって思いますし。

じろう：そうそう、「普通の演技してていいのかな？」って。お芝居に関しては、やり方がまだ全然つかめてない。

長谷川：毎回ドキドキしてます(笑)。

じろう：これはたぶん、一生解決しないと思うんですけどね。お笑いをやってる限りは。

長谷川：ただ、個人的な話をすると、僕はコントでは普通の人を演じることが多いので、ドラマで普通の人の役をやると、コントに戻ったときに、フリとしての丁寧な演技を抵抗なくできる、というのはありますね。そういう意味では、ドラマから得るものは多いんですけど、逆にコントからドラマにフィードバックするものって、一個もないんじゃないかと思います(笑)。