カミナリ、ブレーク前を回想「今でも鈴木おさむさんの言葉を思い出します」

“たくみとまなぶ”のスタイルの方がやりやすい

――カミナリさんは漫才の印象が強いですが、前回も「冗談騎士」ではコントを披露されていますし、もともとはコント師だったそうですね。

たくみ：もともとコントをやっていたんですけど、5年くらいコントをやって、僕らには合っていないということにようやく気が付いて、漫才にシフトチェンジしました。それで、M-1につながっていったという感じですね。今だったらあの時苦手だったコントもうまくいくんじゃないかという気持ちで「冗談騎士」に臨んではいるんですけどね…。なぜかコントだとテンパってしまうんです。

――コントに苦手意識があるのですか？

まなぶ：ありましたね。

たくみ：やっぱり、コントは“役”での対話なので、僕のようで僕じゃないですし、まなぶのようでまなぶじゃない。役同士で喋るというのが、やりづらいなと思います。

――漫才の方が自分たちに合っているなと？

たくみ：そうですね。“たくみとまなぶ”の方がやりやすいですね。

――今回は、苦手なコントということですが、その助っ人にダーヨシさんを選出された理由は？

たくみ：めっちゃ仲の良い先輩で、作家さんではないんですけど、普段の漫才も僕とまなぶとダーヨシさんの3人で作っているんです。そしたらこのお話をいただいたので、仲の良い3人でコントをやろうという話になりました。

――コントのネタ作りは、漫才の時とは違いましたか？

まなぶ：基本的には一緒の雰囲気で楽しく作りました。

たくみ：やっぱり作ってるときは楽しいんですよ。でも自分たちが笑えば笑うほど、本番でウケないんですよね。作るだけで満足しちゃっていて。今回披露するネタも息ができなくなるくらい笑っちゃったんで、スベるフラグが立っているかもしれないです(笑)。

まなぶ：めちゃくちゃ楽しかったからね。

――ネタのアイデアは一人ずつ出し合ったのですか？

まなぶ：ネタを作っていた頃がちょうど季節の変わり目だったので、僕はぜんそくが出ちゃって、ほとんどネタ作りに参加していないんです。

たくみ：ぜんそくが治ってまなぶがネタ合わせに来た時には、もう台本ができていました(笑)。それで、台本を読んだまなぶが腰を抜かしていましたね。俺がいない間にとんでもないネタができちゃってる…、面白いけど本当にウケんのか…って。

まなぶ：ネタ作りに参加していないので、台本には何も言えなくて。でも、とりあえず合わせてみたらめちゃくちゃ面白かったです。

たくみ：だから、「学園祭」(11月6日[水]放送)のコントは、まなぶのせりふは一言しかなくて(笑)。あとは、ずっと突っ立っているだけです(笑)。