――読者の方へのメッセージをお願いします。
初出演ですので、“朝ドラ”の台本を読んだのが初めてだったんですが、読んだとき、本当に気持ちのいい時間だったんです。「スカーレット」は本当に気持ちよく一日をスタートさせることができる作品だなと思いました。皆さんのちょっとした活力になるような作品になってくれたらいいなと思います。
そして草間は、いつ現れるか分からないキャラクターなので見逃さずに見てほしいですね。「ちょっと見忘れたんだけど、今日の回に、草間さん出ちゃったの?」みたいにならないように(笑)。
しばらくいない時期があったとしても、気長に待っていていただきたいし、また迎え入れてほしいです。
喜美子のもとに常治(北村一輝)から、マツ(富田靖子)が倒れたと連絡が。慌てて信楽に帰ってみると、それは常治の嘘で大阪を引き払って信楽で働くようにと喜美子は命ぜられる。
喜美子は反発するが川原家の家計の苦しさや、妹の直子(桜庭ななみ)ら の辛さを思いやり、絵の学校を諦めて帰郷する決意を固める。
喜美子は一度大阪に戻り、さだ(羽野晶紀)、雄太郎(木本武宏)らに別れを告げる。新聞社を辞めてしまったちや子(水野美紀)とは会えずじまいとなったが、喜美子は信楽で新たな道に歩みだす自分の思いと荒木荘の日々への惜別をこめた手紙を残す。
そして喜美子は、照子(大島優子)の実家の丸熊陶業で、働くこととなる。火鉢などの製品作りではなく、食堂での仕事だったが、喜美子はやる気を持って臨む。
仕事の合間に、当時流行の絵付け火鉢を目にし、喜美子は興味をひかれ、空きがあるならば火鉢の絵付けを学んでここで仕事をしたいと照子に頼み込む。
信作(林遣都)の後押しもあり、希望いっぱいで絵付け係を訪れた喜美子だが、目の前にいたのは、見知らぬ初老の男(イッセー尾形)だった。
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