脇あかり、今だから言える“本音”「ボーイッシュ担当は本当に嫌でした(笑)」<TPD×TTV連載(4)前編>

2019/11/01 06:05 配信

アイドル インタビュー

じっくり考えて答えを出してくれた脇あかり撮影=永田正雄


ボーイッシュ担当は…本当に嫌でした


――CDデビュー当時で印象に残っているエピソードは?

私はグループの中でボーイッシュ担当だったんです。それが本当に嫌でした(笑)。

――え…衝撃発言が飛び出しましたね(笑)。

たぶん、初めて話したと思います。舞台「PLAY×LIVE『1×0』」の時も髪の毛を切ってもらったんですけど、どうしてもボーイッシュが嫌で本番直前まで泣いていました。

当時は洋服もフリフリのかわいいものが好きだったんです。ボーイッシュにされてしまったから私服も変えなければいけなくて。担当カラーの緑も本当は嫌だなと思っていました。

――そのボーイッシュキャラを受け入れられるようになったのはいつ頃?

いつ頃なんだろう? たぶん3枚目のシングル「DREAMIN'」ぐらいですかね。

――CDデビューから1年ぐらい?

そうですね。結構引きずっていました。美容院に行っても「あまりボーイッシュな感じにしないでください」って言っていたぐらい(笑)。

今だったら、他に同じようなキャラの子がいないから、一つの個性としてよかったのかなと思えるけど、当時は自分の中で葛藤がありました。

ヴェールに包まれた感のある脇あかり撮影=永田正雄


――舞台「PLAY×LIVE『1×0』」では、後にユニット「赤の流星」として共に活動するじょにーさん(上西星来)とコンビを組みました。

その当時、演出のウォーリー(木下)さんから「この2人は絶対これから先も一緒にやっていくと思う」みたいなことを言われたんです。私自身はポカーンでしたけど(笑)、今はその通りになっています。

――じょにーさんの反応も同じような感じでした(笑)。

ただ、TPDを結成した時に一番きれいだなって思ったのが星来ちゃんだったんです。

だから、そんな星来ちゃんの相手が私なんかでいいのかなって。こんなにかわいくてきれいな子と組めるんだって喜んだことを覚えています。

――今や「赤の流星」は独自の世界観を確立!

一番大きかったのは、赤の流星というユニット名とコンセプトが決まったこと。それで、しっかりと方向性が見えたような気がしました。

それまでは、もともとある曲を歌って自分たちなりに世界観を作っていく感じだったんですけど、きちんとストーリーを大事にするようになっていって。イメージする世界観がより具体的になったことで表現方法が変わってきたし、歌いやすくなりました。

――あかりさんから見た、赤の流星の時のじょにーさんの意外な一面は?

意外というわけではないんですけど、星来ちゃんの女性らしさに惹かれます。一緒にステージに立っていて、キュンとすることがあるんですよ。

それは笑顔よりも、クールな表情で目をそらした時とか。すごくすてきだなと思います。