二階堂ヒカルの同名漫画を本郷奏多主演でドラマ化した「あおざくら防衛大学校物語」(MBSほか)。実家の経済的事情から進学を諦めていた近藤勇美(本郷)は、ひょんなことから入学金と学費が免除される上に毎月手当が出るという防衛大学校の存在を知り、同校の受験を決意。念願かなって入学するが、それは厳しい校則とルール、罰則が繰り返される過酷な日々の始まりだった…!
自衛隊員を目指す青年たちの葛藤や成長、青春模様が描かれる今作。2020年春には同キャストでの舞台化も決定している今作の魅力や見どころ、自身の青春時代などについて語ってもらった。
――撮影はいかがでしたか?
「防衛大は自衛隊の学校なのでとにかく体力的にも精神的にもいろいろとキツいことがあるんだろうなと不安でしたが、楽しかったです。このドラマのあとに同じキャストで舞台化もされるということは撮影前から聞いていたので、さらに強い仲間意識のようなものが最初からあった気がしますね。僕も積極的にコミュニケーションを取っていきましたし。まぁ、『若い子たちは元気だな~』と思いながら眺めているだけのときも多かったですけど(笑)。一体感は出ていたと思います」
――体力的にキツかったのは特にどういうシーンですか?
「僕たちが演じる1年生は上級生たちに、すぐに『お前らは○○がなっていない! 腕立て30回! スクワット何十回! 話は空気イスで聞け!』と言われてしまうので、毎日必ずそういった体を酷使するシーンがある感じだったんです。それが全般的に大変でした。特に空気イスのシーンは長回しもあったので、限界を越えながらやっていましたね。セリフを間違えたら全員が最初からやり直しになってしまうので、みんな『自分がミスったらどうしよう…!』って(笑)。筋肉痛になりつつ、頑張りました」
――本郷さんが演じる近藤は、どういう人ですか?
「勉強が好きな変人(笑)。お金が好きなドライなヤツという面もあるんですが、基本的にはすごく真っ直ぐで仲間思いのいいヤツだなと僕は思っています」
――キャストの皆さんで防衛大へ実際に見学に行ったとも伺いましたが。
「それが、残念ながら僕はどうしてもスケジュールが合わなくて行けなかったんです。すんごいショックでした…。他のみんなは行けていて、『あの戦闘機が見れた!』とかって言ってるんですよ。それにその時、水泳大会か何かを学校内でやっていたみたいで。『応援の野太い声がすごかった』とも聞いたので、そういうのを見たかったなって思いました」
――自分がそこへ行くとなったら続くと思いますか?
「『行く』という判断をして自分で行ったなら、無理矢理にでも続けますね。反対に無理やり入れられたら、すぐに脱柵(逃亡)すると思います(笑)」
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