――登場キャストは男性ばかりですが、現場の雰囲気はいかがでした?
「僕は男子校だったので、懐かしい感じがしました(笑)。撮影期間は2週間だけだったんですけど、男子だけで集まっていた分、いつも以上にすぐに打ち解けて早く仲良くなった気がします。中でも(本郷)奏多くんとは2人のシーンがけっこう多かったこともあって、一番お話したかもしれないです。奏多くんは趣味が多いんですよね。僕は趣味が全然ないので、『今度サバゲーに連れて行ってください』とお願いしました(笑)」
――物語では腕立てなど体力的に厳しいシーンが多数登場しますが、その撮影は大丈夫でしたか?
「事前にジムに行って筋トレをしていたのである程度、ちょっとやそこらのことでは筋肉痛になりませんでした。行っておいて良かった…! って思いましたね(笑)。でも、空気イスはしんどかったです。一年生の5人で長回しの中で空気イスをやっていたんですけど、たとえばカットがかかる前に空気イスができなくなっちゃった人がいたとしても、その人を責めるのは止めよう、という約束はしていましたね。誰かが途中で空気イスじゃなくなったら、また最初から取り直しになる予定だったので。その日のラストの撮影で、しかも台本で言うと9ページくらいの量で。みんなの『やばい、やばい』って顔は本物ですよ、多分(笑)。終わった瞬間はリアルに全員が一緒にその場に倒れ込みました」
――結木さん自身の学生時代は、どんな生徒でしたか?
「めちゃくちゃ、うるさかったです。学生時代はわりとムードメーカーの位置に近かったかもしれないです。そのときの自分がもしも防衛大に入っていたら、3日で脱柵していたと思います。毎日あんなに朝早くに起きて寒風まさつなんて、できない(笑)。ただ僕はサッカーをずっとやっていたので、そういった意味では厳しい環境で揉まれることの大事さは、分かる気がします。どの仕事でも一緒だと思いますけど、それが一番成長できると思うので」
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