――仲の良いお二人ですが、お互いの良いところをそれぞれ教えてください。
江口「神尾くんの印象は、ホントにイイ男って感じですね」
神尾「あら」
江口「出会った時から礼儀正しいし、物事の捉え方もしっかりしているし、手が器用だし、すべてを持っている感じですかね」
神尾「全能感出ちゃうんですかね…って、そんなわけないでしょ」(2人で大笑い!)
江口「初めから印象が変わらないんですよ。それは素敵だなと思います」
神尾「江口さんは外見的にはオシャレで、お酒が好きなイメージですが、根っこの部分の普段表現しない熱い部分や芯が通ったカッコいい部分を僕は知ってしまっているので、そういうところは真似したいと思っていて尊敬しています。ただそれを、いないところで言うならまだいいのに、実際に目の前で言うなっていう感じなので、こういう場所では言えません(笑)」
――今回、共演されて、お互いに新たな発見はありましたか。
江口「こんなに長時間酒がない状態でいても普段とノリは変わらないんだなと思いました」
神尾「変わらないですね」
江口「神尾くんと長時間一緒にいるってなったら、酒が入っていたんですけど、その時と印象が変わらないから、神尾くんとなら明るいところで活動していても、長時間番組でもいけるなと思いました」
――江口さんが主役の声を務めたアニメ「アルジュンの大冒険」についてお聞かせください。
江口「この作品は作っているところがインドなんです。最初はインドのアニメって想像ができなくて、でも画を見たらキレイだなと思って、展開も真っ直ぐで、見ていて気持ちがいいんです」
神尾「インド製作のアニメって、実写映画もそうなんですが、日本のアニメと一番違うのは色彩感覚だと思います。長編アニメを見たことがありますが色彩豊かで雰囲気がいいんです」
――今、声優さんがあらゆるエンタメ分野で活躍されていますが、そのことに対してのお考えはありますか。
江口「そもそも声優って、最初は役者がバイト感覚でやり始めたんですよね。それが声優に比重をおくようになっていった方たちが、役者よりも声優としてフォーカスされるようになりました。でもやっぱり元はみんな何かを表現してみたい人たちだと思うんです。
その表現方法が、声だけになるのか、バラエティー番組になるのか、またはライブになるのか、それは分からないですけど、何かを表現したいのであれば、別に何をやってもいいんじゃないかなと僕は思います。要はどこに特化させて自分という人間を高めていくかです。声優と名乗る人は、声優としての何かを突き詰めていきたいんだと思います」
神尾「江口さんが言ったような流れの中で、声優の仕事がどんどん増えていってるんですよね。初期の頃の“声の役者”だけではなく、あらゆる意味を持った職業になってきているということなんだと思うんです。
まだまだできて新しい職業なので、定まっていない部分もありますよね。いろいろな部分があっていいとは思いますが、主軸は声。アニメや外国映画の吹き替えとかナレーションとかという軸を持ちつつ他もいろいろできますよっていう向き合い方がいいのかなっていう気はします」
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