天月-あまつき-「ずっと悩み続けていたい」10周年の“節目”も「より良い天月を」<Interview>

2019/12/05 07:05 配信

映画 インタビュー

アニメ映画「コルボッコロ」で主題歌を担当している天月-あまつき-にインタビュー


節目というより「またここから」


――今年の天月さんは10周年イヤーということで、初めて大阪城ホールでワンマンライブを開催するなど、精力的に活動されています。メジャーデビューからも5年、節目の年になりますね。

振り返ってみれば、紹介していただく際に“動画の再生数がいくつ”とか、“活動が何周年”ということを言っていただけることは多くて、確かに自分としても「これだけ聞いていただけたんだなぁ」とか、「これだけ頑張れたんだなぁ」と実感することはすごく大事だし、うれしく思います。

ただ、自分の感情としては「まだまだ」と感じているので、より良いものをより良いステージ、より大きい場所へという気持ちは常にあるので、10周年が節目というより、「またここから」「よりもっと頑張れたら」っていう気持ちは強く持っています。

――10年を振り返ればつらかった時期もあったと思います。

ずっとつらいですね、今でも。いろんなことがありますから。程度の違いはあれど、常に感じるものはあります。

逆に悩みがないって割とやばいなって思うんですよ。気持ちよくやれていればいいとは思うんですけど、日常の悩みなどがあるから頑張ろうとか、次はこうしてやろうとか、そういうことが原動力になっていると思うんです。悩みがなかったら、「じゃあ、次は何を頑張ればいいんだろう?」と僕は思いますし。だから、ずっと悩み続けていたいなって思いますね。

歌に関しても“うまい歌”と“いい歌”があると思っていて、探せば歌がうまい人なんて世界中にいっぱいいると思うんです。でも、“うまくなりたい”という感情でどこかでいろんなことができるようになっていて、例えば「満足しちゃったら次はどこを目指すの?」みたいなところがあるんだと思うんですよね。だから、いい歌を歌いたいなって僕は思っていますし、悩み続けています。

――そんな天月さんが目標にしていることってありますか?

ずっと言っていて笑ってもらっているのは、「東京ディズニーシーの湖のところで歌いたい」ということですよね。ディズニーが好きなので(笑)。

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