――それぞれの見せ場はどうでしょう?
咲良菜緒:弥(あまね)は「信行様の正室なんだけど…」というところが。ここは言えないんですけど、面白いというか、舞台オリジナルの展開が弥の見せ場ですね。
坂本遥奈:霞はある人とつながりがあって、その人と剣を交えているときだけ、強い霞の中に、ちょっと弱さが出てくるんですよ。ムッとすることもあったりして。霞のそういう人間味が好きで、皆さんにもその変化を見てほしいと思います。
――帰蝶と吉乃の見せ場は、やはり信長絡みのところですか?
大黒柚姫:そうなんですが、帰蝶は自分が信長様に愛されていないことを分かっているんですよ。正室としての意地がある中、だんだんその心の内が見えてきて…というところが見せ場になるのかなって思います。1人の女性としての感情がとても切なくて。
咲良:吉乃のせいだぞ!
秋本帆華:なんでー! 吉乃は信長様を愛しているだけだし。信長様のことをどこまでも愛しているからこそ、最後のアレだから。
咲良:あー。そこを言われちゃうとね。
秋本:本当に愛してないとできない行動。信長様から一番愛された吉乃になりきれるように頑張ります!
――舞台全体については、どのようなところに魅力を感じましたか?
咲良:一番はSIDE信長、SIDE信行の視点違いの交互公演ですよね。両方を見ることで、表と裏の全部を知ることができるのはすごいです。
秋本:ドラマも面白いし、それぞれの正義という部分にもジーンときて。こういう内情があったんだなというのを知ると、感情移入も高まるし、歴史への興味も広がります。
――皆さん、歴史は得意ですか?
4人:……。
――急に無言に(笑)。
秋本:愛知県人だから、桶狭間のあたりは得意ですよ!
咲良:地名を知ってるから、そのへんは覚えられたよね。
――この舞台は史実とフィクションが混じりゆくだけに、歴史を知っていると意外な展開に驚くところです。
大黒:予想と違うからびっくりしますよね。歴史を予習してから見ていただけると、オリジナルの部分の面白さが倍増すると思います。あと、武将たちの殺陣と、お市の歌も。
秋本:柚姫は元々、田中れいなさん、大好きなんだよね。
大黒:モーニング娘。さんの大ファンで、田中さんの生の歌声を聴けるのが私的な一番の楽しみで。
秋本:伝えてたもんね。
咲良:ニヤニヤしちゃってね(笑)。
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