「小劇場の新たな才能がドンと見せられる舞台を」インパルス堤下が盟友・渋谷悠と挑む舞台「愛害」11.8開幕!<堤下アツシ&渋谷悠 インタビュー・前編>

2019/11/07 17:00 配信

アイドル

「堤下さんはダーツが趣味だけあって、演技の精度も見事に的に当ててくる(笑)」(渋谷)


[左]堤下アツシ(つつみした・あつし)=お笑い芸人。1977年生まれ、神奈川県横浜市出身。[右]渋谷悠(しぶや・ゆう)=脚本家/映画監督/舞台演出家。1979年生まれ、東京都八丈島出身


――では、渋谷監督から見た“役者・堤下アツシ”の魅力とは?

渋谷悠:さっき堤下さんが「渋谷さんはテンポが早い」と言ってくれましたけど、僕から言わせると、堤下さんこそ、呑み込みが早い役者さんなんですよ。映画の現場でも、セリフの音やスピードが、あらかじめ見えている。実際「ルーツ」では、全カット、それぞれ1、2テイクでOKでしたから。

――演技の勘がいい、ということですか?

渋谷:そういうことだと思います。ウィキペディアによると、本人、ダーツが趣味らしいんですけど…。

堤下アツシ:だいぶ昔の話ですよ(笑)。

渋谷:演技の精度も、見事に的に当ててくる感じで(笑)。こちらとしては正直、役者さんと「もっとこうして」みたいなディスカッションには、あんまり時間を割きたくないんですよね。だから、こっちが何も言わなくても応えてくれる“早い役者”を見つけるのが、実は演出の仕事だと思っていて。その意味では、「愛害」の出演者は僕が見つけてきた人ではないので、僕の普段のやり方とはちょっと違うんですけどね。

〈※インタビュー・後編へつづく〉