大宮エリーが自作詩の朗読会を開催「私は朗読を通して“落語”がやりたいのかも」

2019/11/08 15:00 配信

芸能一般

「友達や大切な人と一緒に見に来てほしい。皆さんの心に、光が差し込むようなイベントになれば」


大宮エリー(おおみや・えりー) : 作家 / 脚本家 / 画家 / 映画監督 / 演出家 / CMディレクター / CMプランナー。1975年生まれ、大阪府出身


――先ほど「これから細々と続けていこうかな」とおっしゃっていましたが、朗読会は今後も定期的に開催する予定ですか。

大宮:そうですね。私はやっぱり、言霊というか、言葉や音のパワーっていうものは確実にあるなと思っていて。だから、できることなら次、また次と、全国各地で続けていきたいです。立川志の輔さんも、今でこそ落語会をやると毎回売り切れで大人気ですけど、昔はなかなか人が集まらなかったらしいんですよ。だから、やっぱり続けることが大事なんじゃないかなって。それこそ“細々と”でもいいから、私なりに続けていきたいと思っています。

――そういえば、詩の朗読って、落語と似ていますよね。落語も、同じ噺(はなし)でも語り手によって世界観が変わりますから。

大宮:そうなんですよ、同じ詩でも読む人が変われば、聴こえ方が全然違ってきますもんね。…そっかぁ、私は落語がやりたかったのかもしれませんね。今、気が付きました(笑)。そういう意味では、詩についてのトークは、落語でいう“まくら”なのかも。名人の噺家さんって、まくらも面白いじゃないですか。私もそこを目指したいですね(笑)。

――では、最後にメッセージをお願いします。

大宮:私としてはぜひ、友達や大切な人と一緒に見に来てほしいと思っていて。そして朗読会の後は、どの詩がよかったのか、どんな言葉が印象に残ったのか、映画の感想を語り合うみたいに、一緒に見た人と話をしてほしいんです。きっと受け止め方は人それぞれで、感想も全然違うと思うんですが、だからこそ、会話が楽しく膨らんでいくんじゃないかなって。それによって、相手の意外な一面とか、自分自身の新たな一面を発見できるかもしれないし。

ほっこりとした気持ちになりたい人、何となく不安や悩みを抱えている人、それから、新しい一歩を踏み出すきっかけをつかみたいと思っている人。そんな皆さんの心に、光が差し込むようなイベントになればいいなと思っています。ぜひ遊びに来てください。