岡田健史主演作の正統派ヒロイン・小川紗良「今回の役で生活リズムが規則正しくなりました」

2019/11/10 17:36 配信

ドラマ

小川紗良が「フォローされたら終わり」でヒロイン・ゆまを演じる撮影=コザイリサ

SNSのダークな部分を描くサスペンス「フォローされたら終わり」(毎週日曜夜10:00-10:30、AbemaSPECIALチャンネル)の第5・6話が今夜放送される。

同作品は、便利ながらも使い方を間違えると人生が狂ってしまう恐れがあるSNSの闇にフォーカスしたサスペンスドラマ。若手キャストが多く出演し、2018年に俳優デビューした岡田健史が連ドラ初主演を務める。

「高スペック男子好き」「SNS狂い」など、濃いキャラクターが多い中、正統派の純朴ヒロインを演じているのは、「ブラックスキャンダル」(2018年、日本テレビ系)や「連続テレビ小説『まんぷく』」(2018年-19年、NHK総合ほか)などに出演していた女優・小川紗良。女優業はもちろん、大学在学当時より映画監督を務めるほか時々書き手の一面をのぞかせる“三刀流”タレントだ。そんな彼女に、自身が演じるキャラクターへの思いや作品の魅力を聞いた。

――小川さん演じる青柳ゆまをどう捉えながら演じていますか?

すごく真っすぐで謙虚で、控えめなヒロイン。でもそのやさしさゆえに、さまざまな事件に巻き込まれていくという…。プロデューサーさんに役について聞いた時、視聴者の方の気持ちに寄り添えるヒロイン像がいいね、って話したんです。キャラの濃いいろんな登場人物がいる中で、ゆまは謙虚に現実離れせずそこに自然といるヒロインになれたらいいなと思って演じています。

――ご自身に近い部分はありますか?

ゆまほど素直でまっすぐな性格ではないのかなと思いつつ、裏の部分の「本音隠し」は少し近いところがあるかもしれません。ちなみに今回の役では、おいなりさんを作るシーンがあったので実際に作ってみたんですよ。見た目はご飯を詰めるだけかなって思っていたのが本音なんですが、しっかりとした味付けだったり、いなりが破れないようにだったり意外と難しくて…。でも、そのひと手間をかけた上で芝居に臨むと入り込み方が全然違ったので、それは面白い発見でした。今回の撮影で一番得たことは、稲荷の作り方…ですね(笑)

――丁寧な役作りをされるんですね

役の性格によって着る服や生活のリズムをできるだけ寄せていきます。ゆまを演じているときは、いつもより家事をこまめにやったり。料理もいなりずしや肉じゃがなど家庭的なものを作ったり。作品ごとに私生活も変わりますね。

――悪女の役を演じる時は私生活もガラッと変わりそうですね…

そうなんですよ(笑)。今までやってきた役は良い子ばかりだったので、悪い役になったら生活どうなるんだろうって自分でも考えちゃいます。

―― 最初に台本を読んでから演じていく中で変化していった部分はありましたか?

自分の役に対してよりも、共演する他の人物に対する思いは変わっていきました。今作は謎解きが作品の魅力の一つ。演者もストーリーの展開が分からない中で演じていたので、「え?あなたが?」って展開についていくことがやっとの状況だったので新鮮でした。

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