――今回は時代劇に挑戦されますね。
さんま:以前は、雪国で陽気に過ごすおっさんの姿を描きたいって言っていたんですけどね。突然時代劇になっていました。何かいつも俺に不似合いなところへ行かしたがるんですよ(笑)。ヅラとか着物とか、毎日これに着替えなあかんと思うとゾッとしますね。お前(中尾)、読んだ?
中尾:はい、読みました! 今回は脚本家が福原さんで、この脚本がこれからどうなっていくのか。今いただいているものは割と短めなんです。これがさんまさんによって何倍ぐらいになるのか、演じながらどこまで長くなっていくのか。
それが楽しみですね。たぶん、今の段階だと普通にやったら1時間ちょっとで終わるような感じです。
さんま:今のところはそうだと思いますね。
――その脚本をベースにさんまさんがアイデアを盛り込んでいくわけですね?
中尾:それが、このチームの楽しみなところなんです。稽古場でも日々増えていきますし、公演が始まってもどんどん足されていきます。
さんま:今回の舞台は2時間半ぐらいで終わる予定です。舞台は2時間ちょっとでいいと思うんですよ。自分で見ていてもそう感じます。ただ、自分がやる側になると、どうしても3時間を超えちゃうんですよ(笑)。
――大体、いつも3時間ぐらいなんですか?
さんま:今までの最長記録は4時間やったかな? 「七人ぐらいの兵士」の大阪公演でしたけど、終電が間に合わへん言うて、帰ったお客さんがいました(笑)。
中尾:今回は何時間になるのか楽しみです(笑)。
――前回の舞台の時に、さんまさんは「お笑い芸人の明石家さんまとして役を通じてお客さんにサービスをする」と仰っていましたが、そのスタンスに変化は?
さんま:それは変わらないです。それしかできないし(笑)。僕の場合、ドラマでも舞台でもみんなあて書きですから。中尾とかと比べたら芝居という観念が少ないと思う。
お芝居は他の役者さんたちに任せて、こっちはその中でどうやるか、何ができるのかを考えています。
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