――サンドウィッチマンが“ニセモノ”として、ゲスト出演するとお聞きになったとき、どう思われましたか?
サンドウィッチマンは事務所の先輩ですので、ついに“兄さん方”が出るんだ、やりやがったな!と思いましたね(笑)。ドラマにはいろいろな作劇法がありますが、ニセモノが現れて十津川と亀井が右往左往するという今回のストーリーは、非常に面白い!
それに、何といっても、まるっきり僕らと印象が違うニセモノじゃないですか! “コレ、間違っちゃうの!?”って思うぐらいのギャップのあるキャスティングが、実に愉快でした。
――サンドウィッチマンの演技を、間近でご覧になった印象は?
“うまい!”のひと言ですよ、本当にビックリしました。村川透監督も「この2人、スゴイね!」と絶賛していました。お二人共、監督が要求したとおりにスッと動いてくれますし、何より真面目。
実は、シナリオの第1稿ではサンドさんのせりふがとても多かったので、忙しい兄さんたちには大変すぎるんじゃないかと思ってプロデューサーと相談し、2人のせりふを少し僕らが担うことにしたんです。
でも、撮影が始まってみたら、彼らとても上手なので、あんなこと言わなきゃよかったと後悔しました(笑) 。
また、これまでさまざまな取り調べを行ってきましたが(笑)、ニセモノに対して強く出たり、優しく出たりして、彼らの心をほぐしていくのは面白くて、非常にやりがいがありましたね。
――最後に、見どころを教えてください。
今回も非常に天候に恵まれて、最高の条件で撮影ができたので、風光明媚な景色をぜひ見ていただきたいですね。そんな美しい背景をバックに、人情の素晴らしさを感じ取っていただければうれしいです。
あとは、サンドさんの持っている味、ユニークさ、体格の良さ(笑)…そういったものがぴったりハマっていて、作品に明るさを加えてくださっています。
彼らが演じる2人組の過去が次第にひも解かれていくのも、見どころの1つですよ。
――サンドウィッチマンが“ニセモノ”として、ゲスト出演するとお聞きになったとき、どう思われましたか?
ちょっと腰を抜かしてしまいました(笑)。まぁでも、僕たちのどこが本物らしいかというと、それもよく分からないしね! サンドのお二人には雰囲気があるから、僕の方こそもうちょっと雰囲気を出さないといけないなと思いました(笑)。
――サンドウィッチマンの演技を、間近でご覧になった感想は?
英樹さんがお二人のことを絶賛していらっしゃいましたが、僕は「そんなことはないよ」って監督に言っておきました(笑)。…というのは冗談で、この作品が放送された後、お二人にはたくさん役者のオファーが来るんじゃないかな。
お二人のせりふを僕らが少し担ったと英樹さんはおっしゃっていますが、僕は1割ぐらいで、9割は英樹さんがやってくださいました。僕はもう、3行以上のせりふはやめてくれとお願いしているんですよ。
この「トラベルミステリー」の仕事が入ると僕は毎日、河原で2時間以上、1人芝居をして覚えこんでいるんです…って、これもウソですけどね(笑)。
――最後に、見どころを教えてください。
それは、最初から最後までですよ(笑)。サンドウィッチマンのゲスト出演を、皆さんに楽しんでいただきたいですね! まぁ、僕は完璧ですから、僕の出るシーンだけ見てもらってもいいんだけどね(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)