NHK新番組「にっぽんの芸能」に出演する檀れいも太鼓判!! 「おすすめの一本だと思います」

2011/03/30 19:58 配信

芸能一般

NHKの新番組「にっぽんの芸能」の「花鳥風月堂」にレギュラー出演する檀れい

NHK教育で、歌舞伎をはじめとする古典芸能の魅力を紹介する新番組「にっぽんの芸能」が、4月1日(金)からスタートする。同番組では初心者でも古典芸能の世界を楽しく感じられる「花鳥風月堂」と、愛好家向けの鑑賞番組「芸能百花繚乱」の2部構成となっている。

第1部の「花鳥風月堂」は、教育テレビでは珍しい“ドラマ仕立て”のユニークな内容で、古美術店・花鳥風月堂の女主人である神山雪乃(檀れい)が、居候中の渋谷学(冨田佳輔)と共に、古典芸能の魅力を、現代の日常の中で関わりのあるものを踏まえながら、わかりやすく伝えていく。そんな同番組に1年間を通してレギュラー出演する檀にインタビューを行い、「花鳥風月堂」の魅力や意気込みを語ってもらった。

―――「花鳥風月堂」の出演の依頼があったときの率直な感想をお願いします

「私自身、もともと古典芸能にはすごく興味があって、この番組のお話を頂いたときは本当にうれしかったです。ドラマ仕立ての本当にわかりやすい番組なので、皆さんに古典芸能を知ってもらうお手伝いができるということもうれしいですね」

―――「花鳥風月堂」の撮影現場やセットの魅力についてお聞かせください

「お店は、現代とちょっと昔の中間のような設定で、美術さんが頑張っていろんなところに何かと小道具を置いてくださってるんです(笑)。華やかな着物が掛けてあったり、招き猫とか、普段の生活ではなかなか見れないものがあり、撮影の合間にいろいろ眺めたり、見て楽しめるセットなんです。セットと小道具が、毎回のドラマをしっかりとサポートしてくれています」

―――共演者の冨田佳輔くん(渋谷学役)の印象などをお聞かせください

「(冨田くんは)19歳なんですが、すごく中性的な魅力があって、男の子なんですけどきれいな顔立ちで、ああ可愛いらしい人だなと思いました。男の子にそう言っていいのかわからないですが(笑)。とても素直ですし、柔軟性もあって、一生懸命やっている姿が微笑ましいです。年齢が離れているので、緊張とかしてほしくないなと思い、いろいろ二人で話し合いながら楽しくやっています。お互い動物が好きなので、撮影の合間にネコの話なんかで盛り上がったり、毎回、私も撮影現場に行くのが楽しみなんです」

―――もう一人!?の共演者・ネコの小判ちゃんの印象は?

「もういるだけで癒されますね(笑)。スタッフの皆さんもうれしそうな顔をして、小判の演技に釘付けになって見ていますよ」

―――檀さん演じる雪乃は、毎回、古典芸能の知識を学に教えるシーンがありますが、普段、人に何かを教えたりすることは得意ですか?

「あんまり得意ではないですね。子供のときから学校の先生にはなりたくないなと思っていました(笑)。何かをわかりやすく説明したりするのが苦手なんですね。だから学校の先生にはなれないなと(笑)」

―――古典芸能などの“和の文化”で素敵だなと思うところは?

「和の文化は、日本だからこそ生まれて発展したものであり、歌舞伎にしても能にしても、日本人の精神がそれぞれに息づいているので、そのようなところが美しくて素敵なんじゃないかと思います。この番組を通して、“日本の心”みたいなものを改めて感じていただけたらうれしいですね。それから私は宝塚を退団してからも日本舞踊を続けているんですけど、着物を着て、三味線の音に合わせて踊るときは、仕事のこととかを一切忘れて集中できるんですよ。踊りをやっていると、おじぎの仕方や、立ち振る舞いなども、きれいに動けるようになると思うんです」

―――最後に1年を通して出演する「花鳥風月堂」への意気込みをお聞かせください

「日本の古典芸能がテーマですが、決して堅苦しいものではなく親しみやすいものだと多くの人に知ってもらいたいです。15分の番組ですけど“ああ、夜10時から何かやっているな”という感じで、まずは番組をのぞいてくれたらいいなと思います。“古典芸能って面白いな”とか“この歌舞伎ってこういうことなんだ”と知って、実際に舞台を見てみたいなと思ってくれたらうれしいですね。「花鳥風月堂」は15分の中に面白いところをぎゅっと凝縮しているので、密度の濃いぜいたくな内容だと思います。しかも勉強になって知識が増えるので、1年間見ていただけたらかなり“古典芸能通”になるんじゃないですか(笑)。申し訳ないですけど、おすすめの一本だと思います。どうぞお気軽にご覧になってください」