間宮は冒頭のあいさつで「足を折ってしまい、見苦しい形で登壇してすみません」と言い、「心配してもらうようなことではないので、折ったってことは一回忘れていただいて。映画の話でいきたいと思うので、よろしくお願いいたします」と凛々しい表情。
桜井は、初日を迎え「ずっとこの日を楽しみにしていました。“無事に”…」と間宮を見ながら声を詰まらせてしまい、間宮がすかさず「『無事に』でこっち見ないで」と苦笑い。間宮が「撮影中は無事にね」と続けると、桜井も「撮影中は無事に公開を迎えられてうれしく思います」と笑顔を見せた。
これまで実施された試写会では、上映中に91%の人が泣いたという本作。今回、上映後の舞台あいさつで会場のかなりの数が泣いたと手を挙げると、間宮は「すごいですね。泣くほど感情が高ぶっていただいたことはうれしいです」としみじみ。
また、間宮はそんな本作の魅了について「まずは原作の持つ力がすごい。また、その4コマ漫画を映画の脚本に仕上げた監督もそうですし、あととにかく画がきれい。僕も試写会で見たときに、ファーストカットでこの映画はいい映画なんじゃないかと予感をさせるような光で。
今回、照明部がいなくて、監督が毎日、日光を見ながら一番いい瞬間を撮ろうと毎シーンやっていたので、そのキレイさも後押ししていると思います」と力説。
続けて、魅力を問われた桜井が「間宮さんがおっしゃったことが全てだと思っています」と乗っかると、間宮から「ずるいよね!」とすかさずツッコミが。
間宮が「この前の映画祭のときも、『おっしゃる通りです』と言ってた」とエピソードを披露すると、桜井は苦笑いしながら「でも本当にその通りで。自然光は皆さんが日常過ごしていた光の加減と一緒なので、この世界に入りやすいのではと思って」と謙遜しながらも魅力を語っていた。
また、小林監督は「熱演ではなくて、すごく力を抜いたいいお芝居を皆さんがしているので、それが涙をそそる一つなのかなと思っています」と思いを明かした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)