幕末を舞台にした本格忍者アクション映画「下忍 青い影」が公開中だ。幕末を舞台に、琉球武術の使い手と忍者組織の最下層・下忍の末裔の二人の忍びの活躍を描いた本作。『HiGH&LOW THE RED RAIN』の坂口拓がアクション監修を務め、『デメキン』の山口義高がメガホンを取った。
今作の主人公であり琉球武術の使い手・尚を演じるのは『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系)で演じたパトレン1号/朝加圭一郎役で人気を博した結木滉星。「下忍 青い影」では坂口拓氏指導のもと、本格殺陣アクションに挑んでいる。ひとあし先に公開された「下忍 赤い影」で主演した寛一郎との共演も見どころだ。
そんな結木に、撮影時のエピソードや今後の目標を聞いた。
――見どころのひとつであるアクションは、稽古期間も長かったと聞きました。
「作品に入る前からアクションの稽古をしていました。毎日2時間程稽古があったんですけど、家でも竹刀を振って慣れるようにしていました。そもそもアクションというものが分からなくて。まず体が固いので、ストレッチをするんですけど、それが今まで経験したことのないストレッチで。爪先を伸ばしたり、足の甲で体重を支えたり、今まで伸ばしたことのない部位を伸ばすのが衝撃でした(笑)」
――寛一郎さんとのワンカットアクションも見事でした。
「実は、ワンカットアクションは撮影前日に急遽決まったんです。その日の夜は寛ちゃんとホテルの部屋で『マジでやりたくないよね…」って話していて(笑)。当日の現場はめちゃくちゃ緊張感が漂っていて、始まる前は本当にやりたくないなって感じるくらいだったんです。でもいざやってみたら、すごく達成感があって!その日の夜に寛ちゃんと2人で飲んだお酒は最高においしかったですね(笑)」
――撮影直前には現場でどんな話をしたんですか?
「それが、寛ちゃんとはそのシーンについては確認以外に話すことはなくて。多分お互いに『かっこよさでは負けないぞ』と感じていたと思います。勝手に切磋琢磨してる感じですかね。実際に出来上がった映像を見て、すごいことをしてるなと思って。自分じゃないように感じました」
――撮影期間中の息抜きは?
「ずっとホテル生活だったんですけど、最初は同世代の男子が僕一人だったんです。でも1週間後に寛ちゃんと太郎ちゃん(中谷太郎)がクランクインしてからは男子校みたいなノリになって楽しかったですね。撮影が終わったらみんなで時間を合わせて大浴場に行ったりして、合宿みたいな感じでした。湯船に浸かりながら、撮影について話をしたり、大変なことを吐き出したり(笑)。いろんな感情を共有できたのが息抜きになりました」
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