「まだ結婚できない男」の人気パグ犬“タツオ”って実際はどんなイヌ? マネージャーが語るデビュー秘話「昔 はすごく悪い子でした(笑)」

2019/11/18 22:34 配信

ドラマ

太郎くんは「人が好きで何事にも動じない子」(佐藤美咲さん)(C)カンテレ


深川麻衣をグイグイ引っ張るのはリアル


――初めてのドラマの現場で、太郎くんの様子はいかがでしたか?

「もともと動じない子ではあるんですが、最初は私たちの『失敗してはいけない!』という思いから、本来の太郎ちゃんの力を発揮できないことがありました。麻衣さんとのお散歩のシーンのとき、太郎ちゃんに引っ張ってほしくないから、麻衣さんにおやつを持たせようという話が出たんですが、ケイコさんは『飛びついたりしたら大変だから持たせたくない』とおっしゃるんですね。それでおやつは持たずに撮影したんですが、結果、グイグイ引っ張っちゃって(笑)。ペットショップのシーンでも、ずっと動かないでいなければならないのに動いちゃったり。太郎ちゃんとの接し方でそれは変わるので、私たちがちょっとずつ対応を調整していって、いろんなことに対応できるようになったという感じですね。ドラマに成長させてもらいました」

――ドラマの最初の方は、素の太郎くんが出ていたんですかね?

「お散歩でグイグイ引っ張っていたのは素です。でも、飼いたてのイヌって素直に言うことを聞かないじゃないですか。ドラマに出る動物っていい子が多いので、動物を飼ったことがある人なら『あんないい子いないよね』って思うと思うんです。だから、そういう点ではリアルっぽくて良かったんじゃないかなって思っています。終盤は慣れてきていますし」

早紀(深川麻衣)の部屋でくつろぐ(?)タツオ(C)カンテレ


「太郎ちゃんはとにかく顔がかわいい」


――第3話での、早紀さんのマネジャーの言うことを聞かず、引っ張っても動かない太郎くんのお芝居もすばらしかったです。

「やっぱり最初は引っ張ると動いちゃうんですね。だから、『引っ張っても待てだよ。待ってたらおやつだよ』って何度も教えるんです。よく、『待て』の後に『おいで』って言っておやつをあげるパターンがあるじゃないですか。それをやると『待て』の後の『おいで』とセットでおやつをもらえると思ってしまうから、『そろそろいいかな?』って勝手に動くようになってしまうんです。だから、待ってることに対して、こちら側が戻ってごほうびをあげるというふうにすると、『待ってればおやつが運ばれてくるんだ』と思って、動かないようになるんですね。それは、動いてはいけいない他のシーンでもよくやっていました」

――佐藤さんが思う、一番かわいい太郎くんはどのシーンですか?

「第2話の、タツオが桑野の壁の方を向いているシーンですね。寄りのカットはケイコさんが前から呼んでいるんですけど、目も真ん丸で、私の中ではあのときの顔が一番かわいい顔だったと思っています。太郎ちゃんはとにかく顔がかわいいので、撮影も何とかなった部分はありますね(笑)」

本特集の第2弾(11月19日配信)は、マネージャー・佐藤さんのインタビュー後編。阿部寛が桑野さながらに太郎くんを愛していたという話など、撮影現場でのキャスト陣、スタッフと太郎くんの交流の様子をメインに、舞台裏エピソードを紹介する。

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