「関内デビル」大場英治、バーチャルバンドの目標は“海王星ライブ”<Interview後編>

2019/11/20 23:35 配信

バラエティー インタビュー

バーチャルバンド「華麗なる大場一族」の発足に向けた「関内デビル」オーディションについて、大場英治(菊谷宏樹ディレクター)に話を聞いた


“まさか!?”の展開も?


ジェネレーションギャップについて、自身の見解を熱く語る


――先ほどは“設定”として迎えたいメンバーについてお聞きしましたが、“現実の世界”としてどんな人に応募してもらいたいですか?

老若男女どんな方でも、女子でも男子でも、俺より年上の人でもいいし。逆に年齢が近くない方がいいですよね。元々「関内デビル」をやり始めたきっかけというのが、そういう部分だったんですよね。年齢とか、ジェネレーションギャップとか聞くけど、結局逃げているだけだと思うんですよ。

その文化を認められないというか、知らない、知ろうともしないだけで。でも、そうじゃなくて、いろんな若い人や年を取っている人が一体になってというか。家族の食事中、お父さんと話が合わないっていうことがあるとしたら、お互いに「それ、おかしくない?」みたいな会話をできるような話題。

それこそ「機動戦士ガンダム」の話を「関内デビル」ですると、俺と同世代の人は知っているわけじゃないですか。それを娘さんと「ドムって何?」「黒い三連星っていうのがいてね」って話すとか、そういうのが一つの目標というか、本当は一番それをやりたいですよね。

だから、バンドとかも、できればいろんな世代から、老若男女問わず来ていただけると非常に良いですね。若いバンドとかじゃない方がいいかもしれないし。若いっていうかイケメン的な男子が4~5人とかじゃなくて、おじいさんがボーカルとか。老いパンク的なのもいいですね。そういうのをやりたいですね。

――幅広い世代を集めて。

そうですね。ゲストでいろんな世代の方が来るんですけど、基本的に考えていることは一緒なんですよ。そんなに違わないというか。たぶん音楽とかも。俺の本当の親父世代は、俺たちとは違って、戦争などがあったりして、多少はジェネレーションギャップというか、価値観の違いが絶対にあると思うんですよ。

だから、俺たちは常に「大人の言うことは信用できねえ!」と言って、「あいつらはダメだ!」みたいな感じでやっていたんですけど、今どきの若い人たちって俺たちの世代から、文化とかずっと基本的に一緒じゃないですか。

「ガンダム」もそうだし、「ポケモン」とか「仮面ライダー」とか、ずっとつながっているわけで。そういうのを考えると、我々の世代から今の若者世代って経験値が違うだけで、価値観的な部分は全く一緒かなって。

だって、若い人たちがやっているもので、俺が見て「何だこれ!」「信じらんねえ!」みたいなものがないですから。大体、今どきの若者も俺たちと同じじゃないですか。そういうのがあるので、年齢でいうと70歳、80歳の人に来ていただけると、一本芯が通っていいと思うんです。

バンドとかそうですけど、同じものをいろんな世代の人が見て、何か一つ共有するというか、そういうのがやりたいですね。俺、ずっとそんなことしか考えてないと思うんですよ。番組しかり。だから、自然にそういうふうになると思いますね。

――この家系図は番組が始まる時にはなかったですよね? 進んでいくうちに変わっていきそうですが…。

確かに! でも、最初から俺には兄弟がいっぱいいるという設定で、「大場(オーバー)ヒート」「大場(オーバー)ドライブ」「ラブイズ大場(オーバー)」くらいはいたんですよ。そういう意味では、ブレてないですね。