――初めてのドラマの現場で、太郎くんの様子はいかがでしたか?
「もともと動じない子ではあるんですが、最初は私たちの『失敗してはいけない!』という思いから、本来の太郎ちゃんの力を発揮できないことがありました。麻衣さんとのお散歩のシーンのとき、太郎ちゃんに引っ張ってほしくないから、麻衣さんにおやつを持たせようという話が出たんですが、ケイコさんは『飛びついたりしたら大変だから持たせたくない』とおっしゃるんですね。それでおやつは持たずに撮影したんですが、結果、グイグイ引っ張っちゃって(笑)。ペットショップのシーンでも、ずっと動かないでいなければならないのに動いちゃったり。太郎ちゃんとの接し方でそれは変わるので、私たちがちょっとずつ対応を調整していって、いろんなことに対応できるようになったという感じですね。ドラマに成長させてもらいました」
――ドラマの最初の方は、素の太郎くんが出ていたんですかね?
「お散歩でグイグイ引っ張っていたのは素です。でも、飼いたてのイヌって素直に言うことを聞かないじゃないですか。ドラマに出る動物っていい子が多いので、動物を飼ったことがある人なら『あんないい子いないよね』って思うと思うんです。だから、そういう点ではリアルっぽくて良かったんじゃないかなって思っています。終盤は慣れてきていますし」
――佐藤さんが思う、一番かわいい太郎くんはどのシーンですか?
「第2話の、タツオが桑野の壁の方を向いているシーンですね。寄りのカットはケイコさんが前から呼んでいるんですけど、目も真ん丸で、私の中ではあのときの顔が一番かわいい顔だったと思っています。太郎ちゃんはとにかく顔がかわいいので、撮影も何とかなった部分はありますね(笑)」
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