今回登場したメンバーの印象について聞かれた北村は「監督はお話した時にとても物腰が柔らかくて、『もう守の声を聞いてるよ』って言ってくださったのが心の支えになりました。その言葉を聞いてきっと温かい現場なんだろうなと思えましたね」と振り返る。
続けて「芳根さんは芯があってすごくいい声だなと思って、現場ではプロの声優さんに囲まれている中で2人で支え合っていました(笑)。鈴木さんにはアフレコのノウハウを何から何まで教えていただいて本当に助かりましたし、声優さんって本当にすごいなと思いました」とコメントした。
一方、芳根は「リハーサルの時に、マイクとの距離も映像を見ながらどうやったらいいのかも分からない時に、監督が本当に優しく指導してくださって、そのおかげでいろんな不安が解消されたので、本番を楽しく迎えられたのは監督のおかげだと思っています。
北村さんとは本当に支え合ってましたね(笑)。鈴木さんたち声優さんはちょっと悩んでいるとそれを感じ取って後ろから声をかけてくださって、皆さんの力があって乗り越えられました」と語った。
鈴木は「最初にオーディションでこの役を頂いたんですけども。お2人と一緒に録れると聞いて、メインメンバーが集まって収録できることって少ないんですね。
音響チームからも、お2人が気持ちよくいつものようにお芝居できるよう、パイプ役をやってほしいとも言われていたので、より現場の空気感を大事にしてやっていましたね。監督たちが話し合っている時間は、芳根さんにおいしいご飯屋さんを聞いたりとかもしてました(笑)」と、アフレコ時のエピソードを明かした。
アニメ好きで知られる北村は、共演者の声優やたまたま通りかかった別作品の声優に対してテンションが上がりっ放しだったらしく、北村は「あの声なんですね……!っていう感じで。アフレコ自体は2日間だったので、“2日間戦争”だったんですけど、“2日間感激”でもありましたね(笑)」とうれしそうに語った。
最後に、鈴木は「ぼくらが精いっぱい積み上げた青春の1ページをぜひ劇場でご覧ください!」とコメントすると、芳根は「歴史のある、たくさんの方に愛されている作品に携わることができて、本当にうれしく思っています。たくさんの方に楽しんでいただける作品になっていると思います」と力を込めた。
そして北村は「小学生の時に小説が図書室にあって、当時、親とか先生に対して抱いていたモヤモヤした気持ちを代弁してくれている作品だなと思っていました。
今回、アニメーション映画に僕が出させていただいているというのは本当にありがたいことだと思っていますし、あの時、小学生だった僕に勇気を与えてくれたように、どこかにモヤモヤしたものを抱えた10代のみんなにこの作品が届いて、語り継いでいってもらえればと思います」とあいさつし、イベントは幕を閉じた。
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