中村倫也、ミステリー愛好会会長役も「このサークル界隈の人とは友達になれないと思う」【<屍人荘の殺人>連載】

2019/11/23 12:00 配信

映画

12月13日(金)公開の映画「屍人荘の殺人」で大学のミステリー愛好会の会長・明智恭介を演じた中村倫也撮影=横山マサト


本格ミステリーに思いもよらぬ展開とトリックを加え、前代未聞の国内の主要ミステリー賞4冠を達成した小説「屍人荘の殺人」。その映画化にメインキャストとして参加した神木隆之介浜辺美波中村倫也にリレー形式でインタビューを敢行!

第3回は、大学生探偵・明智恭介役の中村倫也。彼が演じるのは、大学のミステリー愛好会の会長で、自称・探偵“ホームズ”。学内の事件をかぎつけ、クビを突っ込んでは助手の“ワトソン”こと葉村譲(神木)を振り回していく役柄だ。

中村倫也演じる明智恭介は「年齢不詳の自称探偵」(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会


――中村さんが演じられた明智恭介は、学内の事件を推理する探偵“ホームズ”を自称していますが、大学に長年在籍している年齢不詳の学生でもありますね。

明智は年齢不詳というか、社会に出たくない人なんだろうなと思っていました。それこそ、とことん普通の大学生である葉村とのやりとりを見ていても、その行動、その発言を含めて、面倒くさいこと極まりない人物ですよね。

――確かに、明智は大学内で事件の匂いをかぎつけると、その現場に急行。でも、推理がどうこうの前に何にでも首を突っ込み、葉村を振り回しているところがありますね。

だから面倒くさいこと極まりない人物なんですよ。明智を演じる上では、大学生という設定ではあるけれど、僕の実年齢(32歳)よりも少し上の35歳ぐらいの感じで捉えていました。とにかく社会に出たくなくて、許す限りは大学に居残る人なんだと思って演じていました。