――テレビカメラが入っての対戦は、いかがですか。
仲田「断然テレビの方がいいですね。こずえさんもテレビじゃないと気合が入らないようだし(笑)、私もそうなんですけどね」
山脇「テレビの方が状況を分かってもらえるのでいいですね。見てくれている方が、“あれは負けても仕方なかったね”みたいな」
仲田「結果だけじゃなくて内容も見てもらえるからね。勝敗だけじゃなくて、負けてもどういう負け方をしたのかっていうことも受け止めてほしいから」
山脇「そうなんです。テレビが入ってないとちょっとぐらいミスしてもいいんですけど、テレビだとミスすると、それが一生残っちゃうんで。その緊張感のお陰で、テレビの方がいつも以上の力を出せるような気がします」
宮内「私もまったく同感です。やっぱりテレビが入っていることによって、普段出る油断が出なくなるというか…。やっぱり多少長い時間打ってると、惰性が入っちゃうことがあるんですけど、ずっと見られているっていう意識が集中力を持続させてくれますね」
――麻雀と出会ってよかったと思えることを一つ聞かせてください。
宮内「私は頭脳ゲームの一つとして麻雀を覚えました。頭脳ゲームって奥が深くて、初心者でも、やり込んでからでも、どんどん楽しくなってくるんです。私も麻雀をやり始めてから十数年経ちますが、今だに“麻雀って奥が深いな”って思えます。あと麻雀を通じていろんな方と知り合えて、とても交友関係が広がりました」
山脇「私も宮内さんと同じなんですけど、ホントに麻雀を通していろんな方と出会いました。初めてお会いする場合でも麻雀をやっている方だと話が盛り上がるんですよ。
この間フランスの麻雀大会に出たんですね。日本語をしゃべれる方も何人かいたんですが、まぁほとんど言葉が通じない状態でした。でも麻雀を通じてすごく仲良くなれて、麻雀って世界でも通じるんだなと思いました。これから世界に進出して行こうかなと(笑)」
仲田「麻雀をしていなかったら、たぶん普通のおばさんとして平凡な生活を送っていたと思うんですよ。それがプロになって、こんなに若い子と友達みたいに毎日過ごすことができて、普通の生活では味わえない緊張感とか高揚感とかを味わえています。
プレッシャーでさえ楽しいですし、普通に生きているだけじゃ味わえないことをたくさん味わうことができるんですね」
――いま女流雀士が注目されていますが、人気が高まることについて正直どう感じていますか?
宮内「私は最初から“注目してほしい”という目標を持っていました。昔は麻雀のプロが生きづらい世の中だったので、今はいい状況になってきたぞっていう感じです」
山脇「私は麻雀のプロになる時には、芸能事務所に所属していてボーカルのレッスンを受けていたんです。でも宮内さんと同じように麻雀の方が楽しくなってしまい、歌は趣味でやっています。
私が大学生の頃もYouTubeで麻雀を見ることができましたが、今はテレビでも麻雀の番組が多くなっていますし、雑誌などにも載せてもらっています。これからも麻雀がどんどん普及していけばいいなと思います」
仲田「私は生粋のギャンブラーというか、勝負事が大好きで、行き着いた先が麻雀でした。自分の腕でどうにでもできるのが麻雀です。もちろん運もありますが、その運を左右するのが技術だと思うので、運の取り合いのゲームだと思っています。
麻雀が一番面白いなと思ったのが20才くらいの時で、そこからは麻雀しかしないような人生だったので、他にまったく趣味がないです。とにかく寝ても覚めても麻雀ですね」
――ファンや視聴者にメッセージをお願いします。
仲田「退屈させない自信はあるので、もうホントに目一杯全力で頑張る姿をお見せします。ぜひ応援してください」
山脇「いつも応援してくださっている方は知っていると思いますが、私はチーム戦はめちゃくちゃ強いので、先輩の2人を引っ張っていくぐらいの気持ちで頑張りたいと思います(笑)」
宮内「私はチーム戦弱いんです(笑)。普段はプレッシャーを感じないのにチーム戦だけプレッシャーを感じるんです。それを今回の戦いで乗り越えていこうと思います。そんな乗り越える姿を見届けてください」
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