新井友香が主宰する劇団宝船の新作「愛の躯(むくろ)」が下北沢ザ・スズナリにて上演中。新しい彼氏との新生活を始めようとするヒロインの下に、ヒモと化した元彼が戻ってきてしまい奇妙な3人の同居生活がスタート。さらには、自分の親友と元彼が付き合いだし、複雑な人間関係が展開していく。
主宰者・新井は「祝女~Syukujo~」(NHK総合)の脚本を担当するなど、舞台のみならず映像でもその才能を振るい、男女の打算や機微、恋愛の裏に潜む嫉妬や羨望、野望などをたくみに描く。2人の男に揺れるヒロインを演じるのは、劇団員の高木珠里。元彼を加藤啓(拙者ムニエル/モッカモッカ)、親友役をナイロン100℃の植木夏十、新しい彼をラブリーヨーヨーの加藤雅人が熱演している。
昼ドラを思わせるドロドロストーリーや、女の情念、時折みられるコミカルな部分も魅力の劇団宝船、新井の最新作は4月7日(木)まで。
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