天城製薬の派遣社員・佐藤唯(松井愛莉)は、愛犬を亡くした悲しみからバーで酒をあおっていた。「生き返る薬、開発しろよ〜」と泣きながらクダを巻いていると、1人の男が声を掛けてくる。
「死んだものは生き返らない」。その代わりに、過剰摂取すればすぐにでも犬に会える薬を教えると言う。
さらに「無駄吠えは家でやっていただけませんか」と、容赦ない言葉を連射。すると唯は、仕返しに足を引っかけて男を転ばせると、「わざとでー す」と言い捨て店を出る。
その男が、自社の社長、天城恭一(速水もこみち)であることも知らずに…。
翌日、社長室に呼び出された唯は、クビを覚悟で出頭。しかし、天城が唯に告げた言葉は、「僕を奴隷にしてください」だった。
以来、唯は意識レベルがまったく違う天城につきまとわれ始める。蔑んでもいたぶっても、天城は恍惚の表情。唯のために面前での土下座をも辞さず、自ら醜態をさらすことに快感を覚える天城。
そんな社長の“ドM”気質を、唯の他に知る者などいるはずもなく…。先輩である石川麻美(片山萌美)からは、「手放しちゃダメなタイプでしょ!」と背中を押され、 社長に忠実なエリート秘書・名取蒼(入江甚儀)には「会社のために社長に付き合っ てくれ」と懇願され、唯の日常はことごとくかき乱されていく。
天城との関係を切ろうとすればするほど、その意に反して接点が増してしまう中で、唯は天城の同級生で超ハイスペックな三島冴(田中道子)、藍田航之郎(平岡祐太)と知り合う。
多能性細胞開発者でノーベル賞候補の冴、神の手を持つと称されるスーパードクターの航之郎、そして経営者としてだけでなく研究者としても海外にその名をはせる天城の中にあって、唯は浮世離れした四角関係に巻き込まれていく…。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)