遠藤憲一「笑う芝居が一番難しいけど、これは台本で笑っちゃう」<遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます>

2019/11/25 06:00 配信

芸能一般

「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」のBlu-ray&DVDが12月4日(水)に発売される

遠藤憲一主演、宮藤官九郎脚本のワンシチュエーションコメディードラマ「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」(2018年、WOWOWプライム)のBlu-ray&DVDが12月4日(水)に発売される。

遠藤と宮藤、3話で元FBIのすご腕捜査官を演じる高畑淳子、2話で仲里依紗と親子役の加藤諒が発売に当たって印象に残っているシーンや見どころを語った。

――遠藤さんの印象に残っているシーンや、笑ったなというところはありますか?

遠藤:俺は全部笑っちゃったからなぁ。

宮藤:実はちょっとずつなんですけど、1回書いた台本よりもシンプルにしているんですよ。最初はもうちょっとしつこく書いていたんですよ。これはあまり計算ができてなかったからだと思うんですけど、野村(周平)くんの「俺を倒してからいけ」というのも、確かもう1回ぐらい殴られているはずですよ。でも演出の伊藤(征章)さんの「現場で役者さんにやってもらうときに、それをやることで精一杯にならないように。余裕を持ってやれるように」という考えがあって。ちょっと間引いているんですよね。それはちょうどよかったなと思います。高畑さんも、もう1個ぐらい失礼なことをしているから(笑)、本来は。

遠藤:こういうのは一生に何回かしか、この“間”はできないだろうなというのがあるんで。足をなめろと言われて。お互いに見つめ合って。笑うか笑わないかの変な間があって。実はそこは何度も見返したところなんですよ。俺、ゲラゲラ笑っちゃったところだから。そこは一生の間に、一回できるかできないか、見合っていて、変な間があるんだよね。

高畑:私だってせりふに書いてあったから言っただけなんだからね(笑)。でも足をなめろ、なんて状況は一生ないだろうね。

遠藤:そしてなめ終わった後に変な間があるんですよ。お互いに見合っている。そういうのが要所要所にあったので、特に思い出したのはそこだったんで。なかなかもう一回はできないパターンができたなと。

宮藤:そうですよね。もう一回あれやってくださいと言われてもできないですよね。