シーズン2、待望のDVD化! 参謀役のレーシングドライバーが語る「戦闘車」の“ホントの見どころ”<脇阪寿一インタビュー>

2019/11/25 05:30 配信

バラエティー

「クルマを意図的に“ぶつけに行く”というのは、未体験ゾーンに足を踏み入れてしまったような感覚でした」


「実は、危ないと思った瞬間はいっぱいありました(笑)」と「戦闘車 シーズン2」の収録を振り返る脇阪寿一


――脇阪さんはシーズン1から「戦闘車」に参加されていますが、初めて「戦闘車」の収録に参加されたときのことは覚えていますか?

脇阪寿一:もちろんです。まず現場に入ってみて、とにかく「すごい!」の一言でした。僕はそんなにテレビの仕事をしているわけではないので、比較はできないんですが、共演した芸能人の皆さんが現場に入った瞬間に、大層驚かれていて、これは本当にすごいんだろうなと(笑)。でもその分、こんなすごい企画の中で、自分はレーサーとして何ができるんだろう、という不安も正直ありましたね。

――普段のレースでは経験しないような壮絶な競技ばかりですからね。

脇阪:僕は、企画の段階からミーティングに参加させていただいて、撮影の前にはシミュレーションも行っていたので、だいたいどんなふうになるのか想像はついていたんですけど、そもそもの話、クルマを意図的に“ぶつけに行く”っていうのは、われわれの常識を超えていることですからね(笑)。何か、未体験ゾーンに足を踏み入れてしまったような感覚でした。

――当たり前のことですが、どの競技も、安全に行えることが大前提なわけですよね?

脇阪:はい、もちろん。その辺りは、制作スタッフの方々と細かいところまで確認しました。

――とはいえ、見る側としてはギリギリのスリルを求めてしまうわけで…。

脇阪:それは僕らも強く感じていたところで。やっぱり僕らはプロなので、行くべきか、行かざるべきか、その度合いは当然分かるんですね。でも、出演者の方々、特に芸人の皆さんは、身の安全を考えながらも“笑い”に命を懸けて臨んでいる。そういった意味では、シーズン1、2を問わず、ギリギリのところでの迫力ある映像が撮れているんじゃないかと思います。

――今回のシーズン2では、前作を上回る激しい戦いが繰り広げられています。

脇阪:今回は、「サッカー」や「カーリング」といった団体競技の面白さだったり、最後の「連結猛レース」では、2台、3台のクルマをワイヤーでつなげて走るという新しい趣向も取り入れていて。一つ一つの企画がよく考えられているなと思いますね。

シーズン2の最終競技「戦闘車 連結猛レース」。チェーンで車両を連結し、各軍2連結車、3連結車で1周約1kmのコースを5周して順位を争う。アクセルとブレーキが使えるのは先頭車両のみ!


――収録中の危険度もアップしているのでは…?

脇阪:実は、危ないと思った瞬間はいっぱいありました(笑)。ただ、芸人さんたちのあの必死の形相は、素のリアクションなのか、それとも、あくまでもバラエティー用にキャラを作ってらっしゃるのか…おそらく前者だとは思うんですけど(笑)、僕は出演者の一人でありながら、現場ではそんなふうに、どこか視聴者目線で、ワクワクしながら皆さんのことを見ていたところがあって。ちょっと楽しんじゃってましたね(笑)。