――またシーズン2は、浜田雅功さん率いる浜田軍に鈴木亜久里さん、矢部浩之さん率いる矢部軍には土屋圭市さん、織戸学さんと、脇阪さんの先輩レーサーの方々が参戦しているのも大きな見どころとなっています。
脇阪寿一:実は今回、浜田さんから「まさか、亜久里さんや土屋さんや織戸さんは出てくれへんよな」とさりげなく打診されて(笑)、僕から直接オファーさせていただいたんです。浜田さんには「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)の頃からモータースポーツを盛り上げていただいてますし、「戦闘車」のスタッフの方々の、われわれレーサーに対する理解と愛情も強く感じていたので、そういった番組の作り手の皆さんの思いも含めて、きちんと説明をしたら、先輩たちも協力してくださることになりました。
失礼な言い方かもしれませんが、織戸学さんはドライバーの世界の中でも、いわばアウトロー的な存在で。正直、こういった企画は喜んで引き受けてくれるだろうなという勝算はあったんですよね(笑)。でも、亜久里さんと土屋さんについては、お二人とも既に引退されていますし、現役時代は、レース中の事故も経験されている。ですから最初、僕が企画趣旨を説明したら、「俺たちをぶつけさせる気か」と断られてしまったんです。でも、先ほどお話ししたように、最終的には、クルマに愛を持っている方々が作っている番組だということを理解していただけて、「モータースポーツを盛り上げることに自分たちが協力できるのであれば」ということで、快諾してくださいました。
――現場での先輩方はいかがでしたか?
脇阪:お三方とも、現場に入ったらスイッチが入ったみたいで、結構本気でぶつかってましたね(笑)。ロケは2日間でしたけど、夜は一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだり。最終的には皆さん、「誘ってくれてありがとう!」とおっしゃっていました。僕自身も楽しい時間を過ごすことができてよかったです。
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