――では、「サッカー」のじゅんいちダビッドソンさんの他に、シーズン2で気になったプレーヤーは?
脇阪寿一:哀川翔さんはとても運転が上手で、勢いもあって、感心しましたね。松岡充さんも、レース経験があるというだけあって、さすがのドライビングテクニックでした。ヤバかったのは…、千原ジュニアさんですかね(笑)。
――“ヤバい”というのは、いい意味で、ですか? それとも…。
脇阪:残念ながら、悪い意味で、です(笑)。若手の頃、「ジャックナイフ」と呼ばれていたという話を聞いたことがあるんですが、その逸話が信じられなくなるくらい腰が引けていて…というより、身も蓋もない言い方をしてしまうと、運転が下手なんですよ(笑)。
…あと、ジュニアさんとはまた別の意味でヤバかったのが、小沢仁志さん(笑)。
――小沢さんは、武闘派のドライバーですからね…。
脇阪:そうですね(笑)。僕はプレー中ずっと、なるべく離れた所にいるようにしました。
――(笑)。今後もし、「戦闘車 シーズン3」が制作されることになったら、挑戦してみたいことはありますか?
脇阪:コンディションの悪い道ばかりを通って、目的地までどれだけ早く到着できるかというレースをやってみたいです。ものすごく細い橋を渡ったり、傾斜がほぼ90度くらいの…“壁”を駆け登ったり。クルマって、考えられないような意外な動きができたりもするんですよ。そういう面白さを伝えられるような企画があると面白いかなと。
――では最後に、これから「戦闘車」を見てみようと考えている読者の方々へ向けて、メッセージをお願いします。
脇阪:クルマをぶつけて戦うなんてことは普通なら許されないことで、まさに非現実的な世界。あれだけたくさんのクルマが壊れたら、見ていて引いてしまう人もいらっしゃるかもしれませんが、僕としては、そんな非現実を見事に笑いに変えていく芸人さんたちは、やっぱりすごいなと思うんですよ。自分の身は守りたい、でも、笑いも取りに行かないといけない…そんな葛藤を抱きながら必死に運転している芸人さんたちの姿に、ぜひ注目していただきたいですね。
それと、クルマの運転は本来の性格が出るものなので、このDVDを見れば、出演者の皆さんの意外な素顔が覗けるんじゃないかと思います(笑)。
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