――宝塚歌劇団時代にもドレスを着るご経験はあったと思いますが、今回改めてドレスを着てみていかがでしたか?
実は歌劇団に在団している時、ドレスを着る機会が少なかったんです。
「『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-~細川智栄子あんど芙~みん作「伯爵令嬢」(秋田書店刊)より~」(2014年)くらいしかウエディングドレスを着た経験はなくて…。
在団中には悲恋の作品も多かったので…。やはりうれしいものですね、幸せ一色で! とても貴重な経験でした。
宝塚歌劇団時代に相手役だった早霧せいなさんも「オンエア見てるよ」と連絡をくださるんです。
私が宝塚を退団してから丸2年が経過したのですが、この前、同じ公演で退団した7名で集まってその時にみんなでわいわいとお話ししました。
卒業しても変わらない“絆”が続いているのはとても励みになりますし、歌劇団での日々があってこその今だなと実感しています。
――今回「まだ結婚できない男」に出演して学んだことで、今後の舞台に生かしていきたいことはありますか?
映像でのお芝居の難しさを感じる毎日の中で、より一層自分の日頃の行動や見たり聞いたり触れたりするものに目を向けていきたいなと思うようになりました。それは今後控えているお仕事に限らず、ナチュラルなお芝居をしたいと思う時に自分自身の感性が生かされていくと思うんです。
だからこそ、今まで以上にさまざまな映画やドラマを見て映像の勉強をしていきたいなと…。生かすなんてとんでもないです!
至らない点ばかりだったと思うのですが、私にとってとてもかけがえのない時間になったので、これからはさらに頑張っていきたいです。
――1月に出演される「シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ」は音楽座で長きに愛されてきた作品で、5月に出演される「ニュージーズ」は2012年のトニー賞で2部門を受賞したヒットミュージカルですね。
「シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ」は音楽座さんで長年愛され続けてきた作品ですのでプレッシャーを感じずにはいられないです…。身の引き締まる思いなのですが、今回の映像での経験を生かして、より一層お芝居というものをまっすぐに見つめて、意識して臨みたいと思っています。
ファンタジーの要素はありますがお話の舞台は日本なので、ご覧いただくお客様には親近感を持っていただけるのではないでしょうか。
また、役でがっつりと関西弁を話すのは初めてなので、関西弁の難しさにとらわれることなくお芝居するためには今から関西弁で話さないと…(笑)。皆さんにアドバイスをいただきながら、頑張りたいと思います。
「ニュージーズ」はディズニーミュージカルで、さらに大好きなアラン・メンケンさんが楽曲を手掛けているので、出演できるのがうれしくて仕方ないですね。
京本大我さんはじめ活気の溢れるメンバーと小池修一郎先生の演出でどんな作品になるのか今はどきどきわくわくですが、歌にダンスにお芝居に全力で頑張りたいと思います。
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